誤った応急処置に注意! 鼻血の正しい止め方

誤った応急処置に注意! 鼻血の正しい止め方

自分や子どもに鼻血が出たとき、あなたはどうやって止めている? 「確か子どものときは、こうやっていたような…」と曖昧な記憶で、なんとなく鼻をティッシュに突っ込んでいるだけ、という人は案外多いのでは。

残念ながらその止め方は正しくない。給田耳鼻咽喉科クリニック院長であり、小児耳鼻咽喉科を得意とする杉崎一樹先生に「鼻血の正しい応急処置」について聞いた。

●「上を向いて鼻をつまむ」は間違い

「まずは、子どもが慌てているようならいったん落ち着かせましょう。それからイスや床などに静かに座らせて、下を向かせます。かつては『上を向いて鼻をつまむのがいい』と言われていましたが、これは逆効果なのでやめましょう」(杉崎先生 以下同)

血がツーッと下に流れてくるため、無意識に上を向いてしまう人も多いはず。だが、「上を向かせる」のは完全に間違いだと杉崎先生は言う。その理由は?

「上を向いてしまうと血液がのどに流れ込んでしまいます。その際、飲み込んだ血液が多いと嘔吐の原因となったり、固まった血液がのどに詰まったりするなどの危険が引き起こされます」

また、「あお向けに寝る」対処法も、血が喉に流れ込みやすいため避けたほうがいい。さらに「首の後ろをとんとん叩く」対処法は意味がない。

「ティッシュペーパーなどを詰める方法は、逆に鼻の粘膜を傷つけてしまう恐れがあります。鼻の中が狭い小さなお子さんの場合は避けた方がよいとされています。小鼻よりもっと上の鼻の付け根を押さえるやり方や、首の後ろをトントンたたくなども止血効果がありません」

昔ながらの“おばあちゃんの知恵”は、現代の医学と照らし合わせると間違っていたり逆効果だったりすることも残念ながら多々ある。とくに医療系に関しては昔ながらのおまじない的な民間療法に頼るのではなく、専門家の意見を指針にすべきだろう。

●正しい鼻血の止め方3ステップ最新版

では、それらを踏まえた上での鼻血の正しい止め方とは?

「下を向いて口で呼吸しながら、小鼻の部分を指で左右からつまんで強く圧迫してください。このまま、鼻で息をせずに5〜10分ほど安静にして様子を見ましょう。子どもの鼻血は鼻をほじるなど刺激によって粘膜が傷つくことによる軽度の出血がほとんど。たいていはこの処置で止まります」

おさらいすると「鼻血の正しい止め方」次の3ステップになる。

1. 下を向く
2. 小鼻を左右から指でつまんで強く圧迫する
3. その状態のまま安静にする

ティッシュペーパーを鼻に詰める方法は、こどもの場合は鼻の粘膜を傷つけて逆効果になることもある。また、指で圧迫する際は鼻の付け根ではなく、小鼻(鼻の左右にふくらんでいる部分)をおさえることもポイントのひとつ。ちなみに赤ちゃんの場合は?

「赤ちゃんの場合も鼻血がのどに回らないように、体を起こして(座った体勢)、小鼻を左右から圧迫して止血してください。鼻のなかが小さいため、鼻にティッシュペーパーなどを詰めて止血するやり方はおすすめしません」

子どもの急な鼻血にも慌てず対応できるように、親は正しい応急処置を覚えて、いざというときに備えておこう。

(阿部花恵+ノオト)

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