クラリベイト・アナリティクス社が、世界で最も革新的な企業・機関を選出する「Derwent Top 100 グローバル・イノベーター 2020」を発表したが、日本企業は32社が選出され、39社選出でトップとなったアメリカに次いで2位という結果だった。

昨年は、日本企業がトップで、アメリカが逆転された格好だが、日本とアメリカの2か国でトップ100の、ほぼ4分の3を占めている。

業種別では、ハードウェア・電子部品製造分野からの選出が38社で昨年より3社増え、次いで製造・医療機器製造分野 が16社、通信とソフトウェア分野のそれぞれ8社が選出されている。

また、今回のレポートで、発明市場における上位1,000社のシェアが18%まで低下していることから、世界のイノベーション勢力図の細分化が急速に進んでいることも明らかになった。

6年前には、全発明の4分の1以上(27%)が上位1,000社だったが、小規模企業や個々の起業家、発明家が生み出す特許が増加しているという。

クラリベイト・アナリティクスのIPグループ担当アナリティクス部門代表によると、「電話から電気自動車、医療機器に至るまで、現代の発明はすべてより深くより広い専門知識を必要とし、無関係だった分野が協力し合う必要がある」と述べている。

また、「これまでイノベーションのプロセスを支配してきた大手企業も、新しい協力の方法を探る必要がある」ということだが、中小零細企業や、個人起業家にとっては、大きな飛躍のきっかけをつかむことができるかもしれない。

経営企画や技術開発の担当者は、自社の技術や特許の状況を確認しておく必要がありそうだ。

【Derwent Top 100 グローバル・イノベーター ™ 2020受賞企業】(日本企業 32社)

アイシン精機株式会社   AGC株式会社        カシオ計算機株式会社

ダイキン工業株式会社   富士フイルム株式会社    株式会社フジクラ

富士通株式会社      古河電気工業株式会社    株式会社日立製作所

本田技研工業株式会社   日本航空電子工業株式会社  JFEスチール株式会社

川崎重工業株式会社    株式会社神戸製鋼所     株式会社小松製作所

三菱電機株式会社     三菱重工業株式会社     日本電気株式会社

日亜化学工業株式会社   日本製鉄株式会社      日本電信電話株式会社

日産自動車株式会社    オリンパス株式会社     オムロン株式会社

パナソニック株式会社   ルネサス エレクトロニクス株式会社

信越化学工業株式会社   ソニー株式会社       TDK株式会社

株式会社東芝       トヨタ自動車株式会社    株式会社安川電機