新型コロナウイルスの感染予防対策で、1日に何度も手洗いや手指の消毒をしているのではないでしょうか。でも、そのために、手荒れに悩んでいる人も増えているようです。

ハンドクリームなどの塗り方や頻度など、手荒れケアのポイントをお届けします。

帰宅後はもちろん、ショッピングや外食の際にも、手洗いやアルコール消毒をすることが、いまや当たり前になっています。1日に何度も手洗いやアルコール消毒をするため、手がカサカサになっている方もいるのではないでしょうか。

ニベア花王の消費者調査によると、1日の手洗いの回数が新型コロナの流行後、6.4回から8.3回に増えているそうです。

とくに、空気が乾燥するこれからの季節は、手洗い、アルコール消毒後の適切なケアが、手荒れ防止には欠かせません。手が荒れたまま放置しておくと、ひび割れを起こしてしまうことがあり、そこからウイルスや菌が入ることもあります。

感染予防には、石鹸と流水で、丹念に手を洗うことが大切ですが、それと同時にハンドクリームなどを塗り、保湿も忘れないようにしましょう。

ところで、日ごろから水仕事をしている人は、日常的にハンドクリームなどでの手荒れ防止を心がけているでしょうが、家事にかかわることの少ない男性は、つい、塗り忘れることもあるようです。

望ましいのは、水を使う度にハンドクリームや保湿クリームで、手指の潤いを保つことです。塗り忘れを防ぐためには、洗面所にハンドクリームを置いておくとよいでしょう。

ハンドクリームの1回の使用量は、人さし指の先から第1関節まで。手のひら全体に広げて、指を1本ずつ根元から指先に向かって丁寧に塗ります。とくに、よく使う親指と人さし指、手のひらの中央部もアルコール消毒で乾きやすいので、2度塗りすることがおすすめです。

手洗い用の石鹸には、殺菌成分が入った洗浄力の強い石鹸と、洗浄力はやや落ちるものの、肌にやさしい石鹸があります。

感染予防という観点からは、殺菌成分入りの洗浄力の強い石鹸が望ましいのですが、肌の潤いに必要な油分まで、汚れと共に洗い落としてしまいます。

手荒れが気になる人は、帰宅後は殺菌成分入りを使い、家にいるときは肌にやさしい石鹸と、使い分けることもよいのではないでしょうか。

また、ハンドクリームを塗ると、どうしてもべたつきが気になるという人もいます。クリームタイプではなく、ジェルタイプもありますので、好みに合わせて選びましょう。

使い分けは、アルコール製品にも必要です。菌やウイルスを無害化する消毒用と、菌を減らす除菌用があります。使用目的によってアルコール濃度が違いますから、買う場合にはしっかりと確認する必要があります。

いずれにしても、感染症予防に手洗いは欠かすことができません。しかも、1日に何度も手を洗う必要があります。手を洗う度に油分も洗い流してしまうことになりますから、そのままでは手荒れも増えてきます。

しかし、1日に何度もの手洗いは、これから当分続くことになりそうです。本格的な冬を迎える前に、手の正しいケアの方法を身につけておきましょう。

CMタレントの中に、「手タレ」というジャンルがあります。美しい手を見せるCMタレントですが、普段から手袋をつけて生活したり、手洗いや食事の後など、1日に何十回も保湿などのケアをしたりしているそうです。美しい手を保ち続ける秘訣は、そこにあるようです。