新型コロナウイルス感染拡大の影響により、体の不調を訴える人が増えているが、医療体制がひっ迫していることから、医療機関で受診することを躊躇している人が多いことが、株式会社ツムラが20代〜40代の男女1,800人に実施した調査で明らかになった。

2020年に不調を感じた人の割合は57.2%で、男性の50.2%に対して女性は64.2%と、女性の割合が高くなっている。

不調の症状を多い順にみていくと、1位「目の疲れ」(63.7%)、2位「疲れ・だるさ」(60.1%)、3位「肩こり」(59.6%)である。これを女性に限ってみていくと、1位「肩こり」(72.8%)、2位「疲れ・だるさ」(71.8%)、3位「目の疲れ」(71.7%)と、全体的に女性の方の不調スコアが高くなっている。

では、2021年はどうなるか。「不調を感じそう」が59.5%(男性52.8%、女性66.2%)と、2020年同様、約6割がなんらかの不調を感じることになりそうだ。

予想される不調症状は、「目の疲れ」(59.8%)、「肩こり」(56.3%)、「疲れ・だるさ」(55.4%)、「頭痛」(49.6%)、「イライラ感」(46.9%)と、2020年と同じ症状が上位にランクインしている。

株式会社ツムラは、このような不調症状を「なんとなく不調」と定義しているが、不調を自覚しながらも、つい我慢しがちな症状や、調子が悪いものの病名の診断がつかない症状のことである。

定義した理由は、なんとなく体の不調を感じているにもかかわらず、多くの人が医療機関にも薬にも頼らずに放置・我慢していることが明らかになったからだ。なかでも、女性の約7割が、放置・我慢していることもわかった。

目の疲れや肩こりなど、不調症状の多くがテレワークの普及によるスマホやパソコンの利用増が影響していると思われるが、不調症状をそのまま放置しておくと、症状の悪化やより深刻な状態になることもある。

残念ながら、年明け早々に緊急事態宣言が発令され、テレワークはさらに増えていくことになるだろうが、“なんとなく不調”を解消するために、意識的に体を動かすなど、健康管理への気配りが、2021年はより重要となりそうだ。