つくしあきひとさんのマンガが原作のアニメ「メイドインアビス」の劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」(小島正幸監督)が1月17日、EJアニメシアター新宿(東京都新宿区)ほかで公開される。貴重な遺物が眠る秘境の大穴・アビスを舞台に、少女リコと少年ロボット・レグの冒険を描く。テレビアニメ放送から約2年半の時を経て、ついに続編となる劇場版が公開される。

 アビスは、隅々まで探索されつくした世界に唯一残された秘境の大穴。奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。アビスの縁に築かれた街オースに暮らす孤児のリコは、いつか母・ライザのような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。リコはある日、記憶喪失のロボット・レグと共にアビスの奥深くへ潜ることを決意。ナナチを仲間に加え、黎明卿と呼ばれるボンドルドの待つ深界五層へ冒険。リコたちは、ボンドルドの娘・プルシュカに出会う。

 テレビアニメも美しい映像が話題になったが、劇場版では更に磨きがかかった印象。音楽、効果音も素晴らしい。ダイナミックバトルシーンも見どころで、大画面、迫力のある音響で鑑賞する価値のある作品に仕上がった。ボンドルドに対して憎しみだけでなく複雑な感情を抱くナナチらキャラクターの心の動きが丁寧に描かれている。リコ役の富田美憂さん、レグ役の伊瀬茉莉也さん、ナナチ役の井澤詩織さんら声優陣の熱演にも圧倒された。テレビアニメ版では後半に登場したナナチが活躍するのもファンにはうれしいところだろう。(小西鉄兵/MANTAN)