和月伸宏さんの人気マンガを俳優の佐藤健さん主演で実写化した映画「るろうに剣心」(大友啓史監督)シリーズの最終章「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」で、剣心の十字傷の謎を知る男で、上海マフィアの頭目であるシリーズ史上“最恐”の敵・縁(えにし)役を、俳優の新田真剣佑さんが務めることが2月13日、明らかになった。同時に黒いサングラスをかけ、白髪になった不気味な新田さんのビジュアルも公開された。

 新田さん演じる縁は、中国大陸の裏社会を牛耳る謎の武器商人であり、武器や軍艦を送り込み志々雄真実を操っていた男。剣心に強烈な恨みを持ち、剣心や関わるものすべてに対し、“人誅”を仕掛けてくる。

 「るろうに剣心」シリーズ初参戦の新田さんは、オファーを受けた時の心境を「実は何年も前にオファーをいただいていて、そのときはとてもうれしかったです。ただ、これだけ有名な作品への出演と、アクションシーンもある撮影がどうなっていくのか、全く想像つきませんでした」と明かした。

 また小岩井宏悦プロデューサーは、「人誅編の実写化は、縁という特殊な役を演じることができる俳優がいないと成立しません。どこかに幼さを残しインターナショナルな雰囲気があって圧倒的なアクションと演技で剣心を追い込むことができる、そんな俳優です。デビュー当時に会っていた真剣佑さんしかいないと思い、2017年に企画を立ち上げる段階で大友監督に会ってもらいました。このタイミングで新田真剣佑という俳優が存在していたことに何か運命的なものを感じます」とコメント。

 大友監督は、新田さんについて「初めて対面した時、その真っすぐなまなざしの強さに引かれ、すぐに彼以外考えられないとプロデューサーに話したことを鮮烈に覚えています。縁という役に不可欠な、圧倒的な若さとすごみ。そして、その底に潜む狂気のような純粋さと繊細さ。大きな可能性とスケール感を体現した存在として、彼は僕の目の前に現れました。その時の直感に間違いはなかったことを、今ひしひしと感じています。縁のトレードマークである白髪とオレンジの衣装、それらを着こなす彼の身体や感性はまさに日本人離れしたもので、剣心を脅かす存在として、そのとてつもないポテンシャルが十二分に発揮されています。彼の新鮮な魅力が、間違いなく新シリーズの牽引(けんいん)力になっている。どうかご期待ください」と絶賛している。

 「るろうに剣心」は、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心が明治維新後、不殺(ころさず)を誓った流浪人(るろうに)として、新たな時代の生き方を模索していく姿を描いた人気マンガ。1994〜99年にマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、テレビアニメ化された。実写映画は、「るろうに剣心」が2012年8月25日、「京都大火編」が2014年8月1日、「伝説の最期編」が同年9月13日に公開。シリーズ累計で動員980万人、興行収入125億円を突破した。

 最終章は、剣心の“十字傷の謎”に迫る物語と、中国大陸の裏社会を牛耳る謎の武器商人であり、志々雄真実を操っていた“シリーズ最恐の敵”縁(えにし)との戦いを、動乱の幕末期と明治維新後の新時代の二つの時代を通して描く。