東京都で新型コロナウイルスの感染者が急増していますが、大阪では感染経路がわかっていない人が感染者数の累計のほぼ半数に達しました。そんな中、大阪府の吉村知事は、『緊急事態宣言』を出す目安について言及しました。

 「(東京は)人数を見てもステージが一つ変わったなという印象を持っています。」(大阪府吉村洋文知事)

 東京都での新型コロナ感染確認は、3月25日=41人、3月26日=47人と急増していて、“感染者の爆発的増加の恐れがある”として、首都圏では『3月28日・29日の土日の外出自粛要請』が出されています。

 大阪府の吉村知事は、首都圏への不要不急の訪問は避けるよう呼びかけていますが、仮に“大阪と兵庫を合わせた新たな感染者数が1日で40人を超えた場合”、『緊急事態宣言』を出すべきという見解を示しました。

 「大阪府と兵庫県を合わせた人口は1100万人、東京都とほぼ一緒です。一挙に感染者が40人になったら、東京はそうなっていますが、大阪も同じようになってきたとすれば、僕なら緊急事態宣言に基づく特定区域の知事としての行動に移すと思う。」(大阪府 吉村洋文知事)

 また吉村知事は、緊急事態宣言の目安として、東京の「陽性率の高さ」も指摘しています。

 【東京都での検査の陽性率】
 東京での陽性の患者数は今週に入って急増。3月26日に確認された感染者数は47人に上っています。PCR検査を受けた人は95人で“陽性率は50%”と高い数値になっています。

 【大阪府での検査の陽性率】
 一方、大阪の陽性患者数は、クラスターが発生した3月上旬をピークに、1日10人以下で推移しています。3月26日は、検査を99人が受け、7人の感染が確認されています。“陽性率は7%”ほどでした。

 「東京は陽性率が50%ぐらいありましたから、僕は緊急事態宣言を出すべきタイミングだと思っています。リンクを追えていない人が増えていると、さらに陽性率が高いとなってくるならば、これは市中感染が広がっている可能性が高い。」(大阪府 吉村洋文知事)

 大阪では、感染者の内のほぼ半数が感染経路不明となっていて、新たなクラスターが発生しても把握することは難しいことから、専門の対策チームが設置されました。