【モデルプレス=2020/02/13】俳優の大鶴義丹、安座間美優、小林麗菜らが13日、都内で開催された映画「めぐみへの誓い」制作発表記者会見に出席した。

◆安座間美優、大役抜擢に意気込み

これまでに全国36か所で公演してきた演劇「めぐみへの誓い-奪還-」を原作とする本作。横田めぐみさんが拉致されてから42年間、「北朝鮮拉致事件」をテーマにした日本映画が1本も存在しないことから企画が立ち上がり、クラウドファンディングを経て映画化が実現。拉致被害の残酷さや北朝鮮による人権侵害の実情を伝え、被害者奪還の世論を喚起していくことを目的としている。

田口八重子役の安座間は「このお話をいただいたときに、そんな重要な役を私がして大丈夫だろうかという不安があったんですが、監督のお話を聞いたり、本も読んだりして、田口八重子さんを知っていく中で、幼い二人のお子さんを残して拉致されて、それでも明るくって深い愛情があってという、素晴らしい人柄ということに、私もすごく魅了されてしまって」と回想。

「その田口八重子さんを演じることによって、私もそうなんですが、皆さんにこの拉致問題についてまた詳しく知っていただけて、興味を持っていただける、素晴らしい作品にできたらいいなと思います。頑張って表現できるようにしますので、ぜひ皆さんも見て、このお話がたくさんの人に広まるようにしたいなと思います」とも語った。

◆大鶴義丹、小林麗菜も思い語る

シンガンシュンを演じる大鶴は「私の演じさせていただきます役というのは、シンガンシュンという名前ですけど、実在するシンガンス」と役どころを説明し「現在進行形の、国家犯罪の首謀者という役なので、エンターテイメントという役者の職ではありながらも、これはなかなか…どう演じたものか。私もいろいろな、犯人だの悪い役っていうのをやってきましたけど」と役柄に伴う責任の大きさを実感している様子。

撮影に向け「ハングルのセリフも勉強している」という大鶴は「この国家犯罪がいかに非道であり、憎むと同時に、みんなで解決していかなくてはいけない。それを表現するために、非常に極悪非道な芝居をしなくてはいけないので、身の引き締まる思いなんですけど、逆にきっちり責任をもって、シンガンスを演じさせていただこうと思っています」と力強く語った。

キムヒョンヒ役の小林は拉致問題について「物心ついたときには、事件が起こっていた状態で。正直、ニュースとか文字で見る、表面上でしか入ってこない、その情報だけで、理解していたつもりでした」とコメント。「実際に舞台を見させていただいたときに、私たちが普通に生きているような生活の中で起こった事件なんだって考えたら、他人事ではないなって。事件の重さっていうものをすごく感じました」とも。

自身が北朝鮮人を演じることを踏まえ「私は北朝鮮で生まれてもないですし、生きてもいないので、感情の作り方とか、そういった難しい複雑な部分っていうのは、すごく丁寧に演じさせていただかなければいけないという責任も感じています」としたうえで「風化してはならない。この事件を忘れてはならない。これからも伝えていくというお話がありましたけれども、本当にその通りだなと思っていて。監督がおっしゃったように、奇跡を起こしたいということで、この映画を通して奇跡を起こして、事件解決の一歩のツールになればいいなと思っています」と続けていた。

この日は、共演する原田大二郎、石村とも子、小松政夫、仁支川峰子、菜月、坂上梨々愛、監督の野伏翔、エグゼクティブ・プロデューサーの松村譲裕、音楽を手掛ける許平和・真由美、超党派拉致議連会長・古谷圭司衆議院議員も出席した。(modelpress編集部)


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