【モデルプレス=2020/02/14】フリーアナウンサーの宇垣美里が14日、都内で行われた映画『スキャンダル』(2月21日公開)の公開記念イベントに、社会学者の古市憲寿氏とともに出席した。

◆バレンタイン好きの宇垣美里

この日がバレンタインだったことにちなみ、以前発売したエッセイで『最大級にテンションが高まるのがバレンタインで、チョコレートは私の心の友だち。決して男性のためではなく、自分のためにチョコレートを買うための日』と綴っていたことを紹介された宇垣は、今年も自分のためにチョコレートを買ったそうで「いっぱい買いました!3つくらいデパートを回って、この時期にしか出店していないお店ってたくさんあるので、狙っているチョコレートを買いました」と声を弾ませ、「でも食べるのがもったいなくて、無くなってしまうのが悲しいところなので、1日3つくらいかなあって自分の中で決めて、ありがたがって拝んでから食べるようにしています」とニッコリ。

一方、チョコレートが主食だという古市氏は「常に家に10kg、20kgありますね」と打ち明けて宇垣を驚かせ、「昔から思っていたのは、手作りチョコはやめてほしいなと思っていて、そもそも手作りって言って、手作りじゃないというか、カカオ農園からカカオを栽培してから作るくらいだったら手作りって言っていいと思うんですけど、大抵の手作りチョコって、普通に売っているチョコをただ溶かして形作っているだけじゃないですか。むしろ劣化させているだけなので、ただ劣化させただけの手作りチョコは本当にやめてほしいなって昔から思っていました」と毒を吐いて笑いを誘った。

また、古市氏から義理チョコを配っているかと質問された宇垣は「この1週間にお会いする人くらいにはお渡ししていますけど…」と答え、古市氏から「義理チョコって人間関係の円滑剤にもなるけど、面倒くさかったりするじゃないですか」と声をかけられると、「プレゼントするのが好きなので、あげている部分もあるんですが、女性だと割と(いいチョコレートと)わかってくれるのであげ甲斐があるんですけど」とコメント。これに古市氏から「わかってくれない男性には大したものをあげる必要がないですね」と投げかけられると、「って思っちゃう(笑)」と正直に吐露した。

さらに、義理チョコを廃止している会社があるという話題になると、宇垣は「“よくない?それで”って思います。ほしいものは自分で買えばいいし、好きじゃないのにたくさんもらって困る人もいるだろうし、お返しを考えるのが大変な人もいると思うので、あげたい人があげたい人にだけあげたらいいんじゃいかなと思います」と持論を語り、古市氏から「もらえなくてショックを受けるおじさんがいるんでしょうね」と語ると、宇垣は「一周回ってかわいいですね(笑)」と笑顔を見せた。

◆宇垣美里、局アナ時代を振り返る

2016年全米ニュース放送局で視聴率No.1を誇っていたFOXニュースを吹き飛ばした衝撃のスキャンダル。巨大権力に立ち向かった3人のキャスターたちの華麗なる戦いと逆転劇。セクハラ・パワハラ・トランプ政権の裏側など、まさに今、社会を揺るがす事実を描いた刺激的かつ意義深い話題作である本作。

映画の主人公たちと同様にテレビ局のアナウンサー経験を持つ宇垣は、そんな本作を見た感想を聞かれると「これが2016年ですか?本当につい最近、アメリカで実際に起きたということにも驚きましたし、なおかつそんな最近の出来事をアメリカは映画にできるんだということに驚かされました」と目を丸くし、「映画の中で描かれているセクハラというものは、すごく醜悪なもので、でもどこか見覚えのあるというか、“きっとこういうことあるだろうな”って、どこか現実を諦めてしまう気持ちにもなりましたし、その中で葛藤する女性たちに共感しかなくて、胸がギュって苦しくなる中で、それでも最初に声を上げた人に続く女性たちの勇気に、私も頑張らなきゃなっていう気持ちにさせられました」と感慨深げに語った。

また、自身がセクハラやパワハラを受けた経験や、近しい人がそのような体験をしたという話を聞いたことがあるか尋ねられると、宇垣は「私は恵まれていることに、アナウンサーという仕事だったので、ある種、1年目からある程度の発言権があったんですけど、ほかの技術職の友だちだったり、地元の友達の話を外から聞いていると、『それセクハラだよね』って思うことも、中に入ってしまっている人は感じなくて、第3者から見たらすごくびっくりすることも、まかり通ってしまっていることは、どの会社にもよくあることなのかなって、何となく経験上思います」と答えた。

さらに、日本とアメリカのメディアの違いを感じたかとの問いに宇垣は「おそらく番組の作り方がそもそも違うと思うので、『こういうところが違う』というのは一概に難しいんですけど、求められるアンカーの彼女たちの像っていうのは、日本のアナウンサーとは変わっているのかなと思いました」といい、「日本のアナウンサーは凡庸なというか、ある種、強すぎない、派手すぎない、セクシーすぎないであったり、主張しすぎないことを求められていると思いますし、実際にニュースを伝えるにあたって、アナウンサーはノイズにならないのが1番大事なのかなという風に思って働いていました」と回顧した。

劇中には、世代の違うキャスターたちが登場するが、宇垣自身は新人時代に憧れていた人はいたか聞かれると「私は枡田絵理奈アナウンサーのことをずっと憧れていて、入ったときもすごく優しくしていただきましたし、枡田さんに教えていただいたことは、『アナウンサーって100を準備しても1伝わらないか伝わらないかで、でも100準備できるかどうかが、その人が伝えたいことを伝えられるかどうかの分かれ目になってくるんだよ』とか、『バラエティとかで映ることが少なかったとしても、その番組が円滑に進んで、出演者の方が楽しくその時間を過ごすことができたとしたのなら、それが1番のアナウンサーの仕事だよ』って教えていただいたので、入ってからすごく映りたいとかは思わずに、自分のできることをしようと思えたのは絵理奈さんのおかげかなって思いました」と感謝した。(modelpress編集部)

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