岩手県の達増知事は5月14日に財務省を訪れ、岩手2区選出の鈴木俊一財務大臣に対し防災や減災について切れ目なく取り組めるよう、必要な予算の確保を要望しました。

達増知事は14日に東京に出向き、鈴木財務大臣に対して要望書を提出しました。

会談は非公開で行われましたが、要望書では2025年度までが計画期間となっている国の「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」を巡り、今後も継続的に切れ目なく対策を講じていく必要があると強調しました。

計画期間中に十分な予算を確保することに加えて、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震などを見据え計画期間後もこれまで以上の規模で予算を確保するよう求めています。

達増知事
「予算を生かしながら災害復旧や災害に強い道路の整備を進めてきたことを、改めて認識を共有して必要性を国に伝えていきたい」

これに対し鈴木財務大臣は、全国から同様の要望があることを踏まえ、今後検討していく意向を示したということです。