2024年1月に岩手県西和賀町の西わらびが、地域の知的財産として国が保護するGI地理的表示保護制度に登録されたことを記念して、5月17日に祝賀会が開かれました。
町によりますと山菜でのGI登録は国内初です。

GI地理的表示保護制度は、地域で育まれた食品などを国が知的財産として保護する制度で、対象の食品にはGIロゴマークを使うことが認められます。

西わらびのGI登録を記念し17日の祝賀会には、西和賀町の内記和彦町長や生産者など45人が出席し、これまでの道のりを振り返り西わらびを使った創作料理を試食して登録を祝いました。

「西わらび」は太さ6ミリ・長さ25センチ以上の町内で生産されたわらびで、やわらかくとろみがあるのが特徴です。

阿部愛記者
「やわらかくて、ほどよい粘りがあっておいしいです」

会場では決意表明も行われ参加者が2024年も品質の良いわらびが収穫できるよう願いました。

西和賀町 内記和彦町長
「(西わらびが)県内や全国に知ってもらえる取り組みが町の活性化に繋がると思っている」

2023年は霜の影響もあり約16トンの集荷に留まりしたが、2024年は雪どけが早く収穫も順調で26トンの集荷を目指しています。