四天王寺の支院「愛染堂勝鬘院」(大阪市天王寺区)で6月30日、「オンライン愛染まつり」が始まった。(あべの経済新聞)

 【写真】ライブ配信する「オンライン愛染まつり」

 「愛染まつり」の起源は定かではないが、江戸時代初期には既に現在のスタイルが確立されたことなどから、「日本最古の夏祭り」「聖徳太子のご請願で始まった夏祭り」ともいわれる。天神祭、住吉夏祭りと並んで大阪三大夏祭りとも。毎年6月30日〜7月2日に開かれ、縁結びと商売繁盛のご利益に篤い本尊「愛染明王」の特別開帳が行われるほか、初日には四天王寺僧侶による疫病退散を祈願する「夏越しの祓(はら)え大法要」が勤修される。かつては、公募で選ばれた愛染娘らによる「宝恵駕籠パレード」が初日に行われ、期間中は夜店が出店していたが、2018(平成30)年からは近隣住民に配慮し行っていない。

 今年は、新型コロナウイルス感染症の対策として、「ステイホーム」を徹底しながらも、夏祭りをライブ配信で楽しんでもらおうと、「オンライン愛染まつり」として開催。オンライン愛染娘として、天王寺区のマスコットキャラクター「ももてんちゃん」、アイドルユニット「963(くるみ)」、イラストレーター「よねはらうさこさん」が祭りを盛り上げる。

 同寺の山岡武明住職は「多くの夏祭りが中止となっていく中で、最初の夏まつりの愛染まつりはどうしてもやりますと言いたかった」と話し、オンラインでの開催については「遠く離れた人にもオンライン上でお参りできるので、昔よく通っていた方に懐かしく思ってもらえたら」と期待を寄せる。

 オンライン参拝の時間は10時〜17時。7月2日まで。