調布市の旅行会社「さくらツーリスト」(調布市小島町2、TEL 042-482-0050)が7月20日から、「調布市いやしとふれあいの旅事業『山梨 桃食べ放題』日帰りバスツアー」を催行する。(調布経済新聞)

 【写真】ウェブサイトで「調布市いやしとふれあいの旅事業『山梨 桃食べ放題』日帰りバスツアー」をPRする新國政和社長

 「『ワクワク、感動、おもてなし』がおりなす夢が輝く、新しい『たびの未来創造企業』になる」を経営理念にする同社は、1948(昭和23)年創業。新しいコンセプトの旅サイト開発・運営に乗り出し、2000(平成12)年に立ち上げたウェブサイト「宴会王国」を皮切りに、「貸し切りバス王国」「消防団旅行」「女子旅WEBメディア たびーじょ」など、次々と新しいパッケージ商品を生み出した。

 新型コロナ感染拡大により、3月初旬から社員の出勤人数を減らし、営業時間を短縮。緊急事態宣言後の4月と5月は休業した。例年では春休みで活発となる時期の旅行業界だが、全てのツアー企画を中止。同社では1億1千万円に上る約500件がキャンセル、売り上げは98%減となり、大きな打撃を受けた。

 休業中は、ウェブを開発・運営する関連会社「ハイスピード・パートナー」の業務に集中。ウェブでの商品作りやネタ発信のほか、観光先の農園を応援するため産地直送の果物販売などにも取り組んだ。社員とはオンライン会議ツール「Zoom」での企画会議や情報の共有などを頻繁に行い、「コロナ終息後に選ばれる企業」になることを目標に、希望を持って業務に励んだ。

 6月19日の都道府県外渡航の自粛解除を受け、観光業は再始動。旅行業における新型コロナウイルス対応ガイドラインに沿って、2012(平成24)年から調布市と提携する事業「調布市いやしとふれあいの旅事業」の一環として、同市と安全対策を十分に検討し催行を決めた。「近場」「市内発着」「安全・安心」を取り入れた同ツアーは、調布、国領、仙川の3カ所に発着場所を設け、富士山を眺めながら山梨県の観光地を巡る日帰りツアー。道の駅富士吉田での買い物後に、北口本宮冨士浅間神社や忍野八海を観光、桃農園で桃の食べ放題を楽しむ内容となっている。

 同ツアーはソーシャルディスタンスを保つため、45席の大型バスを利用し、2席に1人の間隔で定員21人に設定。コロナ対策として少人数制にせざるを得ないが、団体で入れなかった店にも少人数なら入店できるというメリットや個人旅行風にアレンジできるチャンスと捉え、シフトチェンジのきっかけとなるバスツアーになるという。

 同社の新國政和社長は「今までの感覚を全て変え、今後のバスツアーの新しい流れをつくる第一歩として企画した今回のツアーは、催行にたどり着くまで苦労したが、お客さまの笑顔を想像するだけで今からワクワクする。地元調布と寄り添い、ウェブでは全国の方々とつながる両輪で、今後も企画・発想を武器に精力的に旅行業界を盛り上げ、さらには旅が街の活力になるようつなげていきたい」と話す。

 7月20日から31日まで全12回。料金は、大人=1万円、子ども(12歳以下)=9,500円。