東京オリンピック・パラリンピックの聖火が「復興の火」として展示された3月24日、福島駅東口駅前広場でセレモニーが行われ1000人以上が集まった。(福島経済新聞)

 【写真】ともされた「復興の火」

 宮城・岩手・福島の東日本大震災の被災3県を回り、東京オリンピック・パラリンピックの聖火を「復興の火」としてともす同イベント。20日に宮城県石巻市で始まり、岩手県宮古市などを回った後、24日に福島市で展示された。

 点火セレモニーでは文部科学副大臣東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当の亀岡偉民(よしたみ)議員が「復興に携わった全ての人に敬意を贈る。次の世代の若者たちにこの『復興の火』がつながるように、皆さんの力でオリンピック・パラリンピック開催へ向けてスタートを切れれば」とあいさつで述べた。セレモニーはコロナウイルスの影響で規模を縮小しているにもかかわらず、点火の瞬間を見ようと約1000人の観客が集まった。

 聖火がともされる聖火皿は桜をモチーフに作られ、お披露目は東日本大震災の年に生まれた市内在住の小学生ら4人が行い、点火は避難指示区域から福島市に避難している中学生が行った。ともされた聖火を一目見ようと、観覧の列は福島駅を出た約300メートル先まで続いた。コロナウイルス感染予防のため列は30人ずつで区切り、1メートル間隔で並ぶ対策が取られた。

 集まった人からは「感動した。これからの復興の力になれば」「一生に一度見られるかどうかの貴重な体験だった」「聖火を見るために2時間前から並んだ。近くで見ることができてうれしい」などの声が聞かれた。