「日本一小規模なパンの祭典!八王子一坪パンまつり」が5月9日、八王子駅北口のチャレンジショップ「はちチャレ」(八王子市旭町)で始まる。(八王子経済新聞)

 イベントのチラシ

 2017(平成29)年から年2回のペースで開いている同イベント。昨年10月以来の開催で、今回で12回目。6日間の開催期間中、日替わりでパン店が出店する。

 出店者は、9日=相模原市・藤野を中心に実店舗は持たず活動する「藤野ベーグル工房」、10日=「Deep Forest 高尾店」、11日=「パン工房ボンシュシュ」、12日=西荻窪駅近くの「ウズベキスタンワインショップ キャラバン」(初出店)、13日=「八王子メロンパン」、14日=「Yショップ ippuku」。イベントのLINEアカウントをフォローし会場で画面を掲示した人には、各日先着10人にイベントにまつわるグッズを進呈する。

 前回、1000個以上のパンを売ったという「パン工房ボンシュシュ」は、今回のイベントで「台湾ドーナツ」を初出品する。店を運営する社会福祉法人「SHIP」(あきる野市)の渥美良二さんは「ドーナツシュガーとミルクパウダーを使ったシンプルなドーナツ。衣にサクサク感が欲しかったので、コーンフレークを使った。外がカリッと中がもちっとしている。これで前回の販売記録を塗り替えたい」と話す。「Yショップ ippuku」は、山崎製パンによる「しっとりメロンパン」などをイベント限定価格で販売するという。

 スポンサーから集めた協賛金の一部を使って主催者がパンを購入し、八王子市内で活動するフードバンク団体に寄付するほか、売り上げの一部は八王子市社会福祉協議会へ寄付する。「八王子若者サポートステーション」(東町)と提携し、同所の利用者にイベントの準備を手伝ってもらう取り組みも行う。

 イベントの運営を手がける賀澤志帆さんは「前回から始めた『八王子若者サポートステーション』との連携は、利用者が目的を持って外出する機会を与えられたことがうれしかった。そういう機会をさらに増やしていけたら。12回目となり食パンのかぶり物をしたスタッフと記念写真が撮れるなどエンターテインメント色も強くなってきた。その日にしか会えないパン店の魅力を深堀りし、店の方との交流を楽しんでもらえれば。イベントとしては『目指せ100回』を掲げている。みんなで力を合わせて頑張りたい」と話す。

 「はちチャレ」は八王子駅北口の西放射線通り商店街(ユーロード)入り口にある豊栄第一ビル1階、エレベーター前の空きスペースにある約1坪のチャレンジショップ。「まちづくり八王子」(旭町)が運営する。

 開催時間は各日10時から(商品なくなり次第)。