浜松の卸本町でクリエーターイベント 団地の古い街並みの中で新しい風を

浜松の卸本町でクリエーターイベント 団地の古い街並みの中で新しい風を

 浜松市卸本町の卸商団地で2月3日・4日、イベント「ホンマチ ランブリング 2018」が開催される。主催は「アリィの冬と夏 ドゥブルプロジェ」。(浜松経済新聞)

 「重なる」という意味のフランス語「ドゥブル」というイベント名で春と秋にイベントを行う同団体。代表の佐藤伸市さんは鴨江アートセンターと関わることがあった際に、浜松には才能はあるがマネジメントが苦手なクリエーターが多いことを知った。才能のある若いクリエーターたちに売り込むきっかけの場所を提供したいと考え始めたという。

 浜松は自動車や楽器、繊維など産業的に発達してきた街だが、アーティストやクリエーターとして文化要素の少ない都市だと考えていた佐藤さん。浜松は地元の中で盛り上がり、外の文化を積極的に入れない傾向にあるのではないかとも思っていたという。浜松の人に地元にはない刺激的な魅力あるものを知ってもらうと同時に、クリエーターが活躍できる場所を提供のできるイベントを始めようと、約2年前に活動を開始。

 今までにドゥブルとして4回イベントを開催。佐藤さん自身が全国のイベントで出会ったクリエーターを集め、ドレスコードを決めたり、ディスプレーを美しくしたりと上品で高品質な作品を並べたイベントとして開催をしてきた。前回のイベントには浜松のクリエーターを中心に全国の約70のクリエーターが参加。2日間で約5,000人来場し、「浜松には無かったおしゃれなイベント」という声をもらうほど好評だったという。

 高度成長期に浜松の躍進の原動力となった繊維業を支えた同団地。半世紀の歴史を刻んだ同団地が現在変革期に差し掛かり、近年新しい店舗も増加していることに着目した佐藤さん。同団地を盛り上げ、魅力の再発見につなげようと考えた。昨年の11月から「アリィ」という新しいイベント名で、冬と夏にイベントを企画。ドゥブルとは違い、地域とつながる形で、同団地に入る企業とクリエーターのコラボレーションを図ったカジュアルなイベントとして開催を決めた。

 当日は愛知県や岐阜県など東海圏を中心に、北海道や兵庫など県内外から53のクリエーターが出店。革製品や彫金のアクセサリーなどクラフト系や焼き菓子やパン、ケーキなどフード系のほか、地元からは繊維業のクリエーターが多く参加する。どの店も1点ものの作品を多く並べる。「ドゥブルのように、拠点を持たないクリエーターが多いことから、ここでしか手に入らない作品を求めに、遠方から訪れるファンが多いのではないか」と佐藤さん。ほかにも、卸本町の協賛店舗とアーティストのコラボレーション販売や展示スペースも設けるという。

 会場は同団地のGSビルやUn Weddingなど5カ所で開催。イベント名にある単語「ランブリング」の「ぶらぶら歩く」という意味のように、街を歩き、趣を感じてもらうように工夫する。

 佐藤さんは「同団地は再開発を進めようという構想がありながら、なかなか動き出せない現状がある。古い街並みの魅力とクリエーターによる新しい風を、このイベントを通して感じてもらいたい。イベントをきっかけに何か新しい変革が起これば」と話す。

 開催時間は、3日=10時〜17時、4日=10時〜16時。

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