皇学館大学卒業式、717人社会に羽ばたく 入学は第62回神宮式年遷宮の年

皇学館大学卒業式、717人社会に羽ばたく 入学は第62回神宮式年遷宮の年

 皇学館大学(伊勢市神田久志本町)で3月18日、卒業式「平成28年度 学位記・修了証書授与式」が行われた。(伊勢志摩経済新聞)

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 本年度の卒業生は、大学学部生683人(文学部322人、教育学部251人、現代日本社会学部110人)、専攻科(神道学専攻科)22人、大学院生12人の計717人。入学時は第62回神宮式年遷宮が行われた年だった。

 学生らは早朝から伊勢神宮外宮(げくう)と内宮(ないくう)を御垣内(みかきうち)参拝し、神様に卒業できることへの感謝とこれから社会人になることを奉告した。

 清水潔学長は「何が国家と社会と世界の未来のために役立つのか、何をしなければならないのかを問い、己の使命を自覚しその使命を遂行しなければならない。本学で学んだ羅針盤を大事にして自信と誇りを持ち、生涯にわたって磨きをかけていって欲しい」とエールを送った。

 恩賜奨学賞を受賞した津市出身・文学部国文学科の吉野智香さんは、百五銀行へ就職が決まった。「論文を書くのに、一つのことに集中し粘り強く探求することの大切さを知ることができた。社会に出てからも常に問題意識を持って積極的に取り組んでいきたい」と話す。統理賞を受賞した愛知県出身・文学部神道学科の松井麻貴さんは在学中に神職の免許「明階」を取得し、同大から初めての女性神職として出雲大社(島根県出雲市)に奉職する。「女性初となるので、後輩たちのために道を開くことができれば」と意欲を見せる。

 同大は1882(明治15)年、伊勢神宮祭主であった久邇宮朝彦(くにのみやあさひこ)親王により林崎文庫(宇治館町)内に神宮の教育機関として創立。1903(明治36)年から内務省所管の専門学校として、1940(昭和15)年からは文部省(当時)管轄の官立(国立)大学として、神職や教員の人材育成の場を担った。連合国総司令部(GHQ)の「神道指令」により1946(昭和21)年に廃学となり、その後大学再興運動によって1962(昭和37)年に私立大学として再興。初代総長は吉田茂元首相、第二代総長は岸信介元首相。

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