板橋区役所本庁舎(板橋区板橋2)1階のギャラリーモールで現在、「令和元年度いたばし景観写真展「石神井川と景観」が行われている。(板橋経済新聞)

 色彩に関する解説パネルと一緒に、手に取れる色見本帳も

 2019(平成31)年は「板橋宿不動通り商店街と江戸四宿」「板橋崖線」をテーマにパネル展示を行った同展。今回は、石神井川や周辺の景観形成についての認知を広げると共に、石神井川軸地区で開発や建築の動きが近年活発になってきていることから、あらためて区民や事業者に対して景観形成重点地区の重要性や建築設計における景観形成のあり方を啓発することを目的にしているという。会場内に展示したパネルで、石神井川軸地区の景観形成の方針や色彩景観形成の考え方のほか、石神井川周辺の観光スポットなども紹介する。

 石神井川は、河川沿いの公園・緑地が一体となり、区を東西に横断する緑豊かな武蔵野台地の崖線「板橋崖線」と共に区の景観的特徴を最もよく表す「緑と水の景観軸」を形成。歴史的な由来を持つ「板橋」や「加賀」を結ぶ景観資源でもあり、沿川の桜並木は板橋十景に選定されるなど区内を代表する桜の名所となっていることから、良好な景観形成を推進する上で重要な位置付けにある地区として「景観形成重点地区」に指定されている。

 景観形成重点地区「石神井川軸地区」の対象区域は、沿川に桜並木が続く、下頭橋(げとうばし)から北区との区界の間の石神井川の河川区域または河川区域に隣接する道路もしくは公園・緑地から20メートルの範囲。同地区では、地域の資産である桜並木を高めるために落ち着いた色彩を基本とするとともに、遊歩道を歩く人々が川沿いに形成された水と緑の軸を意識できるような連続性のある色使いが求められる。板橋区は、石神井川軸地区の特性を生かした良好な景観の形成を図るため、区全域の景観形成の基本方針に加え、順守すべき地区独自の景観形成の方針として、「四季の彩りを生かし、桜並木や緑道と調和・連続した緑の景観の形成」「河川側に配慮した街並みの形成」「水と緑のうるおいのある景観の形成」の3点を示している。

 区の担当職員は「区の景観形成における取り組みを知っていただくと共に、四季折々の表情を見せる石神井川の魅力を多くの方に感じていただきたい」と話す。

 開催時間は8時30分〜17時。土曜・日曜は閉館。同会場でのパネル展示は2月21日まで。

 板橋区役所まで来られない人に配慮し、板橋区サイト「ギャラリーモール」ページでも全展示パネルを閲覧できる。展示期間終了後も、同ウェブページのアーカイブに掲載する。