東京都の週末外出自粛要請の影響による買い占めで売り切れているところも多い米だが、高島平団地内の商店街の米店では、店内に米袋を山積みにしていつも通りに精米を行っていた。(板橋経済新聞)

 ライスショップナリマス(板橋区高島平)は、団地ができた当初からこの場所で米店を続けてきた。周りの店舗には入れ替えもあったものの、この商店街は比較的長く続いている店舗が多く、目の前の公園と合わせて活気のあるエリアとなっている。

 自粛要請の出た週末を前に、商店街から徒歩1分ほどのスーパーマーケットでは米の棚が空っぽになっていたが、ライスショップナリマスはほぼいつも通りの品ぞろえ。店主は「スーパーマーケットとは流通の仕方も違うし、店頭に出せるタイミングなども違う。米がないわけではなくて、店頭に出ていないだけなので、みんな焦らずに普通に買い物してほしい」と話す。

 買い物に来ていた近隣に住む主婦は「スーパーを回ってきたけれど、どこも売り切れだった。それでここに見に来たらこんなにあって、安心できた。これからはここで買えばいいんだと思った」と笑顔で話す。

 他店で売り切れている影響でいつもよりも米を買いに来ている人が増えており、取材時は精米の順番待ちが30分ほどになっていた。

 「米が積まれている写真で安心してもらえるなら」と、店内の写真撮影にも気軽に応じ、買い物客には、「かための米が好みなら、こっちの銘柄がいい」などというアドバイスも。専門店ならではの買い物の魅力も感じられた。