加古川の着物店で女子高校生へ浴衣プレゼント 着物に触れるきっかけに

加古川の着物店で女子高校生へ浴衣プレゼント 着物に触れるきっかけに

 加古川の着物店「花てまり 加古川店」(加古川市平岡町、TEL 0120-878-529)は5月16日から1カ月、女子高校生限定で浴衣を無料で進呈する。(加古川経済新聞)

 プレゼントされる浴衣の一部

 2013年から開始して今年で6年目の同企画。店長の小林宏彰さんは「無料ということで警戒されていた人もいたが、徐々に来店客が増えてきた。高校生のSNSでの拡散や、部活の先輩や姉から聞き、口コミで来店する人も多くなってきた」と話す。今では毎年約1000人に配布しており「費用がかかることもあり、一時期やめようと思ったこともあったが、地元に貢献する意味でも続けていけたら」と話す。

 「若い人が着物を着なくなったら、先々着物も販売店もなくなってしまう。最初に自分で着たいと思って着るのは浴衣ではないか。まずは着物に触れるきっかけづくりになれば」と小林さん。「浴衣をもらったから祭りに行こうと思ってもらえたら。日本人なので『着物っていいな』と感じてほしい」とも。

 加古川市内では今年も8月5日に「加古川まつり 花火大会」の開催や、各地域で祭りの開催があり、浴衣を着る機会が増える。小林さんは「帯を良いものにすると全体が良く見える。帯の上に『兵児(へこ)帯』や『帯締め』をつけると色が増えて可愛くなる。浴衣が透けることがないよう、スリップを着用するなど工夫をしてほしい」とアドバイスする。

 「浴衣は一人では着られない。母親や家族とのやりとりも、また楽しいのでは」と小林さん。「娘のために向き合って手をかけることは高校生になると少なくなってくる。着物の着付けは、本人を中心に輪ができ周りが見守ることもある。浴衣や着物をきっかけに家族のつながりが少し深まってくれたらうれしい」と話す。

 営業時間は10時〜19時。火曜定休。浴衣プレゼントは、なくなり次第終了。

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