金沢で「和傘をめぐるOTOKOTACHI」 県内の伝統工芸士や作家らの作品を展示

金沢で「和傘をめぐるOTOKOTACHI」 県内の伝統工芸士や作家らの作品を展示

 金沢市役所近くの「しいのき迎賓館」(金沢市広坂2、TEL 076-261-1111)で現在、「和傘をめぐるOTOKOTACHI」が開催されている。(金沢経済新聞)

 【パノラマVR】しいのき迎賓館で開催中の「和傘をめぐるOTOKOTACHI」

 同イベントは2016年に同館の新春企画として初開催され、今年で3回目の開催となる。企画の中心となるのは、金沢市の伝統工芸「金沢和傘」を現代に伝えようと活動する「金沢和傘伝承研究会」の山田ひろみさんと山田さんの師匠である田中富雄さん。山田さんらに賛同、応援する異業種の伝統工芸士らが毎年協力して企画を進めることから、イベント名の由来が来ているという。

 今回展示するのは山田さんと田中さんが製作した雨傘や日傘、ディスプレー用のミニチュア和傘など常時15本。金沢仏壇伝統工芸士で彫刻師の横井吉則さんは仏壇に組み込む前の「木地彫」や「箔彫り」の作品を展示する。「喜多建材店」(藤江南2)の喜多浩之さんは能登ヒバ(ヒノキアスナロ)を製材するときに出る、「捨てるしか燃やすしかなかった部分」を再利用した製品「ひば入りクッション」や「能登上布の香り袋」、消臭剤「アッテ・シュシュ」などを紹介した。

 顕微鏡師の森川千春さんは「石川県の工芸をちょっと変わった視点から見ていただきたい」と、顕微鏡を使って和傘に使われる和紙の繊維など、伝統工芸の材料をのぞくワークショップなどを開く。木工作家・河南直樹さんは木が本来持つ木目や虫食いなどの個性を生かしたオリジナルデザインの家具を展示。代表作の一つ「ボートベンチ」は「製材した時に出た半端な端材を捨てるのがかわいそうで部屋に飾っておくうち、船の形に似ていると思いついた」ことからデザインしたという。

 山田さんは「和傘だけでなく、仲間たちの協力でこのように展示会が作り上げられていくこと、しいのき迎賓館からも毎年新春企画として呼んでもらい、多くのお客さまが足を運んでくださることにも、大変感謝している。いろんな業種を深く知っていただくきっかけになれば」と話す。

 開場時間は10時〜18時(最終日は16時まで)。入場無料。1月21日まで。

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