春日部の茶製造販売店「おづつみ園」(春日部市粕壁2、TEL048-752-6610)が5月1日、Zoomで開かれた「新茶で乾杯」イベントの実行委員を務めた。(春日部経済新聞)

 【写真】静岡県の茶畑リポートの様子

 例年、八十八夜には茶の産地などで「新茶まつり」などのイベントを行うところが増えているが、今年は緊急事態宣言の発出で行うことができないため、「#うちでお茶飲もう実行委員会」が今年の八十八夜である5月1日にオンラインで新茶を飲むイベントを企画した。

 日頃からテレワークやZoom会議などを行っているという紙器メーカー「吉村」(東京都品川区)が中心となり、SNSでつながっている「マルヒデ岩崎製茶」(静岡県静岡市)、「おづつみ園」も実行委員となり、6社で立ち上げた同委員会。

 事前にフェイスブックやインスタグラムで「#うちでお茶飲もう実行委員会」として投稿し、情報を拡散。イベントでは日本茶のミニワークショップや、鹿児島県や静岡県の茶農家による茶畑リポートなどを行った。

 主催者によると、この日のイベントには、関係者、一般参加者含め延べ350人が参加した。おづつみ園の尾堤宏社長は「茶の業界は狭いようでも、意外と横のつながりが広い。コロナ自粛の影響で来店客は減り、売り上げも昨年の半分程度。でも産地では、日々おいしい新茶が育っている」と話す。

 「このままでは需要が減り、お茶が余れば相場が下落して、茶葉農家も生活できなくなる。このようなイベントは、自分たちの売り上げ確保だけではなく、日本の農業の一つ、日本茶生産を守ることにつながると思う。茶を販売するだけではなく、茶を通して伝えられることや新しい茶の在り方を考える良い機会だと思う。これからも『お茶のあるすてきな暮らし』をさまざまな形で伝えていきたい」とも。

 「今後も開催できたら。目標は1000人参加。もっとこのイベントに参加される一般の方を増やして、お茶の素晴らしさを伝えていけたら」と意気込む。