吉祥寺の「ハモニカキッチン」20周年 開店から変わらぬ手塚一郎さんの思い

吉祥寺の「ハモニカキッチン」20周年 開店から変わらぬ手塚一郎さんの思い

 吉祥寺のハーモニカ横丁(武蔵野市吉祥寺本町1)にある「ハモニカキッチン」(TEL 0422-20-5950)が6月1日、オープン20周年を記念したパーティーを行った。運営はビデオ・インフォメーション・センター(武蔵野市)。(吉祥寺経済新聞)

 現在では、同横丁内に「ヤキトリてっちゃん吉祥寺店」「モスクワ」「アヒルビアホール」のほか、ローズマリーで焼くローストチキンが人気の「ポヨ」や世界のビールを提供する「ミュンヘン」など12店舗を展開する同社。1979(昭和54)年、吉祥寺に日本最初の「ビデオ機器専門店」を出店した同社にとって、1998年にオープンした同店は初めて手掛けた飲食店だった。

 同社が三鷹で手掛ける「ハモニカ横丁ミタカ」で行い、社長の手塚一郎さんが写真や映像で20年を振り返りながら、同店の強みや横丁での試み、今後の展望などを話した。手塚さんは「気がついたら20年たっていた感じだが、これまでにまとめたフリーペーパーを見返しても、当時から考えていることが変わっていない」と話す。

 「思い付かないような所に変わった店があって、よくわからないけど面白そう、そんな店ができればと思った。経営しているビデオテープ販売店の2階が空いていたので、焼き鳥店を始めたことが当店の出店につながった」とも。

 「最初の内装はインテリアデザイナーの形見一郎さんが、白い壁にステンレスやガラス、アルミを使って作り、『ハモニカキッチン』ブランドが確立したと思う。当時横丁内は、閉店した店も多く暗かったが、隣は魚屋で、まるで築地にしゃれたカフェができたようだった」と手塚さん。

 路地を挟んで向かい合う二つの場所に展開し、ランチバイキングなどを提供していた同店。現在は焼き鳥と中華料理を中心に提供する。「ヤキトリてっちゃん」側のスペースは、手狭になった同焼き鳥店の飲食スペースとして改装した。

 「メディアでカフェブームと言われた1990年代は、のんびりした雰囲気のカフェが次々に生まれ、カフェ好きな若い女性が集ったりそこで働き始めたり、自分たちの好きなメニューを作ったりしていた。カフェは女性が生んだ極めて日本的な文化だったのでは。吉祥寺は地価も上がり、自由な雰囲気で、若い人がやりたいことをする店を出すのはなかなか難しい現状もある。でも小さい規模でも、作り手が自分の『好き』にこだわった店が増えれば、もっと街が面白くなると思う」と手塚さん。

 「今までも一軒一軒違った店を作ろうと思った。同じことをするのは面白くない。その気持ちにはいつも正直にいる。新しく横丁内に作ったベトナム料理店『ベトナムちゃん』や、ワイン専門店『クレイジーワイン』、地方のポップアップショップや試飲会イベンドなどこれからも面白いことを続けていきたい」と話す。

 営業時間15時〜24時(土曜・日曜は12時〜)。

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