京橋の料理店「京橋テッパン食堂EF(エフ)」(大阪市都島区東野田町1、TEL 06-6353-7780)店主の大島由行さん(37)が現在、京橋エリアの飲食店を対象とした共同オンラインショップ設立プロジェクトに取り組んでいる。(京橋経済新聞)

 【写真】(右から)大島さんと「京橋バール すぽっと」オーナーの角谷泰永さん



 大島さんは「京橋かいわいの飲食店がそれぞれ商品を出品する共同オンラインショップを開設したい。新型コロナの影響で今たくさんの店が独自にテークアウトやデリバリーを始めているが、お客さま側は探すのが大変だし店側は集客が大変。京橋共通のオンラインショップがあれば、分かりやすい入り口を作ることができる」と意気込む。



 同プロジェクトでは現在、クラウドファンディングサイト「CANPFIRE(キャンプファイヤー)」でオンラインショップを共に立ち上げるための参加店舗を募集している。「最初は京橋共通の金券(先払い券)発行や運営資金集めを目的に含めていたが、金券を発行したり共同で資金を集めたりしても、私たち飲食店だけでは運用が難しいと感じオンラインショップに絞った」と大島さん。



 大島さんの提案するオンラインショップでは、各店が別々に収入を得ることができる出来高制を導入し、その店だけの金券を発行することも可能にする。バーやスナックであればオンライン飲み会のチケット、飲食店であればオリジナルのドレッシングなど、それぞれ独自の活用を図る。参加店は商品製作費などの諸経費のみを負担してもらい、参加費は一切無料にする。



 大島さんは4月17日から店を休業し、貯金を崩して生活しながら共同オンラインショップの立ち上げに注力している。一方、「ゴールデンウィーク明けのクラウドファンディング開始に向け、現在数十店にダイレクトメールなどで参加を呼び掛けたが、参加の確約をとれたのは1店のみ」とも。「今はみんな大変な時だから仕方がない。数は集まらなくても2回、3回と継続していく中で参加店が増えてくれれば」と期待を寄せる。



 支援者へのリターン品は、支援額相当の商品を還元する予定という。「数百円でも寄付してくれれば助かる」と大島さん。「長期的な視野で考えればオンラインショップ設立は京橋の店みんなにとってメリットがある。軌道に乗れば各店が独自のオンラインショップを設立するのもいい」とも。



 「参加に興味がある人は当店の電話とSNSで連絡を受け付ける。運営スタッフも同時募集している」と呼びかける。