アルピコグループ(松本市井川城2)が3月25日、100周年を迎える。(松本経済新聞)

 1920(大正9)年3月25日、アルピコグループの祖業に当たる筑摩鉄道が創立。翌年、松本〜新村間で営業を開始した。浅間線や、上高地への乗合自動車の乗り入れなど輸送公共事業を担い、その後、交通事業に加え、観光、レジャー関連、旅館、スーパーマーケット、自動車整備、保険など、事業を拡大していった。2007(平成19)年、債務超過に陥り、取引金融機関に対し金融支援を要請。翌年3月から事業再生計画を進め、2011(平成23)年3月、当初予定より2年前倒しで事業再生を果たした。

 1年間を「100周年イヤー」と位置付け、グループ会社でさまざまな企画を展開。ロゴとキャッチコピー「いつも近くに、ずっと近くに。〜ありがとう、100年〜」を制定し、100周年記念ウェブサイトを公開した。3月25日には、上高地線全駅の入場券14枚と購入記念証1枚を特製台紙にセットした「アルピコ交通設立100周年記念 上高地線全駅入場券セット」(2,500円、1000セット限定)を、上高地線新島々駅、波田駅、新村駅で発売する。

 同日から松本−新島々間の通学用「スマホ定期券」の販売も開始。アルピコ交通(同)管理本部経営企画室の宮坂歩さんは「利用者の利便性向上と業務改善の両面から導入を決めた。様子を見ながら、通学用以外にも拡充していければ」と話す。

 今年1月、グループ各社から社員が集まり、プロジェクトを立ち上げた。ツイッターとインスタグラムの運用を始めると、ハッシュタグ「アルピコ100周年」を付けてバスの写真やメッセージが寄せられているという。「お祝いのコメントは、とてもうれしい」と宮坂さん。松本バスターミナル入り口にもロゴを貼るなど、100周年イヤーを盛り上げていく。「地域の皆さまに支えられての100年。次の100年も地域の皆さまの暮らしのお手伝いをしていきたい」とも。