名古屋ゆかりの文化や歴史、伝統芸能の祭典「やっとかめ文化祭」が10月24日、開幕した。今年で8回目。(名駅経済新聞)

 【写真】「やっとかめ文化祭」開催初日には大須商店街からライブ配信

 伝統芸能の披露のほか、見て・聞いて・体験できる「まちなか寺子屋」、ガイドが案内するツアー「まち歩きなごや」など、期間中多様なプログラムを展開する。

 昨年始めた商業施設など「まちなか」を舞台に伝統芸能を披露する「芸どころまちなか披露」は、今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点で、ユーチューブで配信する。内容は日本で最も古い喜劇の「狂言 〜名古屋は、狂言のまち〜」、今年は屋外やスタジオで撮影したオリジナルの「ストリート歌舞伎」、伝統話芸「講談」、国指定重要無形民俗文化財の「尾張万歳」など。ライブ中継は11月1日13時〜、15日17時30分〜で、アーカイブは同22日まで視聴できる。

 同企画を担当する名古屋市観光文化交流局の内田はるなさんは「ユーチューブを使った動画配信で若い世代にも見てもらえるのではと期待する。映像で全国に向け発信できるので名古屋の魅力を知ってもらう機会として今後につなげたい」と話す。

 「まちなか寺子屋」は21講座を用意した。参加費は内容により異なる。「まち歩きなごや」は全39コースで、そのうち19の新コースを用意した。参加費は1回1,000円で、所要時間は2〜3時間で3キロ程度歩く。講座・コースにより売り切れのものもある。

 名古屋能楽堂(名古屋市中区三の丸1)で開催する伝統芸能の公演「芸どころ名古屋舞台」は、11月1日に「日本の話芸『怪談づくし』」、13日に「日本舞踊で描く 古典文学怪異譚(かいいたん)」を開催。観覧料は3,000円(学生は1,500円)。

 毎年、一般参加者がオープニングを飾る「金のしゃちほこ踊り」を披露する企画「しゃちほこチャレンジ」は、ツイッターとインスタグラムを使った企画で実施する。「金のしゃちほこ踊り」は最後に逆立ちのような状態でしゃちほこを表現する名古屋の伝統芸。今年はハッシュタグ「#やっとかめ文化祭」「#しゃちほこチャレンジ」を付けて、しゃちほこポーズの写真・動画で募集する。踊りの解説やコツはユーチューブチャンネルで紹介している。

 中日ドラゴンズの「ドアラ」や、名古屋のアイドルユニット「BOYS AND MEN」「TEAM SHACHI」メンバーも参加している。内田さんは「チャレンジしてできるようになって自慢してほしい。持ちネタにもなる。自分もチャレンジしたが体幹が鍛えられる感じ」と言う。参加者の中から抽選で景品を進呈する。応募は11月10日まで。

 名古屋の23の和菓子店が参加する「乙女の名古屋 乙女な和菓子」は、文筆家の甲斐みのりさんが同タイトルをテーマに和菓子の見た目、ネーミング、色使い、包装紙など「乙女」な部分を紹介した内容とともに、和菓子巡りを楽しめる企画。同イベント限定の和菓子や定番商品を販売する。同15日まで。

 イベントは11月15日まで。新型コロナ対策についてはホームページまたはパンフレットで案内する。