中野北口昭和新道商店街(中野区中野5)が4月24日、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を踏まえ、7月10日・11日に開催予定だった「中野チャンプルーフェスタ2020」の中止を決定した。(中野経済新聞)

 【写真】(関連フォト)昭和新道での「道じゅねー」(過去開催の様子)

 2005(平成17)年に始まり今年で16回目となるはずだった、通称「中野チャンフェス」。中野サンプラザ前広場や中野区役所前など中野駅北口周辺を中心に、さまざまな会場で「道じゅねー(練り歩き)」と呼ばれる沖縄エイサー踊りの披露や沖縄の物産展などを行う沖縄の祭典で、区民からは「中野の夏開きイベント」と呼ばれている。中野区と沖縄の関係は長く、1970(昭和45)年に中野区青少年課の委託による「沖縄郷土の家」が開設されたことに始まるという。中野区内の沖縄料理店は20を超え、特に中野駅北口に集中している。

 同イベント実行委員長で昭和新道商店街会長の長谷部智明さんは「新型コロナウイルスの感染拡大に収束が見られず、今後の見通しも不透明な中で、この祭りを毎年楽しみにご来場いただける大勢のお客さまを安全安心な形でお迎えすることは、その準備などを含めて非常に困難であり、出演団体とスタッフの安全も守らねばならないため、今回の決定に至った」と話す。

 SNS上では「辛い中でのご英断に心より敬意を表します。来年は倍、いや10倍楽しみましょう!」「東京で見られる一番好きなエイサーイベント。中止は残念ですがさぞかし苦渋の決断だったと思います。次に皆さんと笑顔で会えるのを楽しみにしてます」(以上、原文ママ)などのコメントが寄せられた。

 副実行委員長の上原慶さんは「今年は中止となったが、1970年から50年続いてきた中野の沖縄文化は地域の皆さまと共にある。来年また中野らしい沖縄で皆さまをお出迎えできるよう、準備を進めていくつもり」と話す。長谷部さんは「夜明けは必ず来る。この悔しさを力に変え、来年は最高のチャンプルーフェスタをお届けする所存。この昭和新道には沖縄がいつもあるので、新型コロナ収束後には、この昭和新道で大いに楽しんでほしい」とも。