昨年11月27日から施設改修工事により長期休館していた日帰り入浴施設の「もえぎの湯」(奥多摩町氷川、TEL 0428-82-7770)が4月12日、リニューアルオープンする。奥多摩観光や登山の拠点、憩いの場として新たな船出となる。(西多摩経済新聞)

 もえぎの湯は1998(平成10)年7月に開業。古生層から湧き出たメタほう酸、フッ素を含む温泉。内湯のほか露天風呂があり、湯船から望む多摩川の清流と山並みが特徴で、行楽客や登山客など年間10万人が利用する。

 昨年開館25周年を迎え施設の老朽化が目立っていたことから、開湯以来の大規模工事に踏み切った。主に浴槽、洗い場など浴場と脱衣所を改修。洗い場には石材で仕切りを設けるなど「高級感」を出した。明るめの茶系で統一し、「清潔感のある空間になった」という。

 今回は第1期工事となり、玄関や外観、館内施設などを改装する第2期工事を12月〜来年3月に予定する。

 経営する奥多摩総合開発(氷川)の神尾成俊事業部長は「もえぎの湯は25周年を迎え、これまで280万人に利用され、奥多摩観光の拠点になっている。気持ちの良い風呂を多くの人に楽しんでほしい」と利用を呼びかける。

 開館時間は10時〜20時(受け付けは19時まで)。月曜休館。利用料金は、大人=950円、小学生=550円。リニューアルオープン記念で先着1万人にオリジナルタオルを進呈する。