岡山市立オリエント美術館(岡山市北区天神町)が4月24日から、「#オリエント美術館ぬりえ」企画を行っている。(岡山経済新聞)

 同館では現在、ツイッターから塗り絵をダウンロード、プリントアウトして塗り絵を楽しんだ後、「#オリエント美術館ぬりえ」を付けて投稿を呼び掛けている。同館副主査学芸員の須藤寛史さんは「色付けに正解はない。あなただけの独創的な作品を期待している。子どもから大人まで、ステイホーム中に楽しんでほしい。たくさんの作品を期待している」と話す。「第2弾も予定している」とも。

 現在配信している塗り絵の題材は、鷲(わし)の頭と翼を持ち、清めの儀式をしている「精霊アプカル」の姿。同館が所蔵する新アッシリアの都・カルフ(現イラクのニムルド)の宮殿の壁の彫刻「有翼鷲頭精霊像浮彫」に描かれているという。同作品は紀元前900年ごろの物といい、2004(平成16)年、同館25周年の際に購入した。同館マスコットキャラクター「オリエン太」のモチーフにもなっている。

 塗り絵は2012(平成24)年に開催した「吉村作治の古代七つの文明展」のワークショップ用に作った。同企画が始まってすぐ数点が投稿されたという。同館では現在、塗り絵企画のほか、公式ホームページで、収蔵品ベスト50点を選び作った「オリエンかるた」のダウンロード配布も行っている。

 須藤さんは「塗り絵やかるたで楽しみながらオリエント美術を知ってもらい、コロナ禍が終息したら本物を見に来てほしい」と話す。