気仙沼で地域ポイントカード 「観光で稼ぐ」起爆剤に

気仙沼で地域ポイントカード 「観光で稼ぐ」起爆剤に

 気仙沼市内の小売店や飲食店などで使えるポイントカード「気仙沼クルーカード」がリリースされておよそ半年を迎える。(三陸経済新聞)

 同カードは、気仙沼版DMO(デスティネーション・マネジメント・オーガニゼーション)の旗振り役である「気仙沼観光推進機構」が発行するポイントカード。「観光で稼ぐ」をテーマに今年4月、1年間の実証実験としてサービスを開始し、現在市内48店が加盟する。ポイントは100円1ポイントで、たまったポイントは1ポイント1円で買い物などに利用でき、ポイントカードを失効した時には、残ったポイントを「失効益」として、気仙沼市に寄付する仕組みにすることで地域色をアピールしている。

 ECサイトの「Yahoo!ショッピング」や「ジャパネットたかた」「ビックカメラ.com」、宿泊予約サイトの「じゃらん」や「エクスペディア」など1500のネットサービスの利用でもポイントをためられるのが特徴。ネットで商品やサービスを購入すると、ポイントを同カードに指定して付与することができるため、復興支援でつながった市外の人たちを引き続き気仙沼の応援団としてつなぐ役割を果たしている。

 「カードの入会者は市外の人が4割にも上る」と事務局担当者。縁あってつながった市外の人たちを巻き込みながらポイントを使うインセンティブを与えることで、今後も同市への来訪者を増やそうという狙いで、「それが観光で稼ぐことに当たる」と説明する。同時に購買データを地域全体でまとめ、分析することで、客の動向を把握しプロモーションや商品開発、イベントの企画などにも生かしていくとし、「地域経済を回すには、どういった顧客がいるのかをリアルに知ることが必要。これまではデータを基にした打ち手がなかったので、このシステムを使いながらデータを蓄積し、有効活用していきたい」と意気込みを見せる。

 入会金、年会費無料。入会はウェブサイトで受け付ける。今月17日までは、夏季に利用するとさらに限定メニューや景品が進呈される「サマークルーズ気仙沼」を実施している。

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