都市型商業施設「GEMS AOYAMA CROSS(ジェムズ青山クロス)」(渋谷区神宮前5)が9月30日、表参道エリアにオープンした。場所は青山オーバルビルや商業施設「Ao」に近く、野村不動産コマース(10月1日付けでジオ・アカマツから商業変更予定)が運営を手掛ける。(シブヤ経済新聞)

 【写真】「シャングリラズシークレット」では「1人1鍋」のきのこしゃぶしゃぶなどを提供する

 野村不動産(新宿区)が2012(平成24)年に立ち上げた飲食を中心とした都市型小商業施設「ジェムズ」の新コンセプト施設で、ジェムズシリーズ17棟目となる。表参道という街や大通りから入った路地に位置していることから、30〜40代の女性や「目的客」をコアターゲットにリーシング。敷地面積は567.70平方メートル。地下1階〜地上3階の4フロアにグルメ、物販、ビューティーの計7店が出店する。

 地下1階には2店が出店。すし店「意気な寿(す)し処(どころ)阿部」は、S字のカウンターや季節ごとに変わる植栽が来店客を迎える。席数は36席(うちカウンター10席)。新潟・魚沼のコシヒカリ、国内各地の漁港から仕入れる魚介を使う。アジやコハダなど光りものとガリやシソ、トビッコなどを巻く「光物ガリ巻き」、玉ねぎじょうゆに漬けた戻り鰹の刺身(1品1,000円前後)、赤酢で味付けるコハダの握り(握りは300円〜)などを提供する。客単価は1万円強。営業時間は、ランチ=11時30分〜15時、ディナー18時〜翌2時(今後翌5時に延長予定、土曜・日曜・祝日は通し営業)。月曜定休。

 串料理店「デンクシフロリ」は、ミシュランガイドで星を獲得している日本料理店「傳」の長谷川在佑料理長とフレンチレストラン「フロリレージュ」の川手寛康シェフが初コラボレーションする店舗。共通の趣味である釣りに一緒に行ったりコラボイベントをしたり交流のあった2人がかねて「一緒にやりたい」と話していたことから誕生した。店舗はコの字のカウンターで18席を用意。メニューはシェフのお薦めコース(9,800円)のみで、毎月少しずつ内容を変えるという。オープン時は、揚げた豚の血のソーセージにりんごのガリをのせる串など8品で構成する。営業時間は17時〜23時(17時〜、20時〜の2部制))。

 地上1階には、米ニューヨークのバッグブランド「Manhattan Portage(マンハッタンポーテージ) BLACK LABEL」の旗艦店が出店(店舗面積は56.02平方メートル)。ブラックレーベルは30〜40代の男性をコアターゲットに2015(平成27)年に誕生したラインとなる。初の単独店となる店内には9面のデジタルサイネージを備えるほか黒のスチールなどを採用する。同店では、ほぼ全てのアイテムをそろえるほか、アパレルブランド「ソフネット」とコラボレーションしたメッセンジャーバッグ(2万2,000円〜)も扱う。営業時間は12時〜20時。

 3階にはワンフロアを使いきのこしゃぶしゃぶ専門店「Shangri-La‘s secret(シャングリラズシークレット)」が出店。席数はテラスを含め54席。テラスに並ぶ植栽に合わせ、ソファなど緑色を随所に使う。エントランスには造花を使ったきのこの装飾や胞子をイメージした照明など内装にもキノコの要素を取り入れる。

 同店では、中国雲南省・シャングリラの天然きのこを煮込んだ「秘伝ブラックスープ」で、キノコや野菜などを「1人1鍋」スタイルで食べるしゃぶしゃぶコース(4,800円〜)で提供。ランチには、ブラックスープにしょうゆなどを加えたスープに春雨、きのこ、フカヒレのつみれなどをトッピングする「自家製えび団子とふかひれつみれのブラック春雨」(980円)などの麺メニューを同店限定で用意。キクラゲ・もち麦・仙草ゼリーなどをトッピングする豆花(800円)、束ねた茶葉に湯を注ぐとポットの中で花が開く中国茶(950円、価格は全て税別)なども同店限定提供となる。客単価は、ランチ=1,000円〜2,000円、ディナー=5,000円〜1万円。営業時間は、ランチ=11時30分〜15時(土曜・日曜・祝日は17時まで、ディナー=18時〜23時)。

 2階には、美容整形クリニック「R.O.clinic」とアイブロウクリニック「アナスタシア ミアレ」が出店。1階には来年1月、フィンランドのデザイン&ライフスタイルブランド「ittala(イッタラ)」がカフェを併設して出店を予定する。