立川産のクラフトビール醸造所を目指したタップルーム「SAKAMICHI BREWING(坂道ブルイング)」(立川市柴崎町2)が3月16日、オープンした。(立川経済新聞)

 【写真】立川・柴崎町にタップルーム「坂道ブルイング」 クラフトビール醸造所目指す

 自転車ツーリング仲間だった英国出身のマシュー・ボイトンさんと米国出身のダニエル・ベラミーさんが、クラフトビールと地域住民同士のコミュニケーションが楽しめるタップルームと醸造所を立川の街に開こうと、昨年末から店の内装のほか、テーブルや椅子などを手作りし、オープンにこぎ着けた。店名の「坂道ブルイング」の由来は、2人が自転車で回った四国、九州などの山道をイメージしているという。

 タップルームとは、クラフトビールを飲みながらコミュニケーションを楽しむ場。現在はタップルームのみ営業しているが、醸造所の許可が下りると、タップルーム隣接の醸造所で作られる立川産のクラフトビールが味わえるようになるという。

 マシューさんは、日本でも有数のクラフトビール醸造所ベアード・ブルーイング(静岡県伊豆市)、石川酒造(福生市)でビール職人としてのキャリアを積んできた。マシューさんオリジナルレシピのIPA「柴崎セッション」は、隣接の醸造所ができるまでは和泉ブルワリー(狛江市)に製造依頼したものを提供。ビールを注ぐタップは「柴崎セッション」のほか現在8種類で、苦味やアルコール度数の弱いものから強いものまで黒板に数値で表示し、好みに応じてさまざまな種類のクラフトビールを楽しむことができる。

 店内にはキッチンがないため、食べ物の持ち込みは自由。「立川周辺にはおいしいレストランがたくさんあるので、食事の前後にビールを楽しんだり、テークアウトしてきた料理を食べたりしてもらえれば」とも。ビールは全て400ミリリットル、880円。

 オープンから1週間、クラフトビール好きの30〜50代の男女が多く来店しているという。マシューさんとダニエルさんは「仕事帰りに気軽に立ち寄って、ビールを飲みながらボードゲームやコミュニケーションを楽しんでほしい。今後は地域のアーティストの作品を店内に展示するなど、地域交流とともにタップルームの文化を立川の街に広げていきたい」と意欲を見せる。

営業時間は16時〜22時(土曜・日曜・祝日は12時〜)。