新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛や休業要請の解除後も、経営への影響が継続している高田馬場・早稲田エリアの飲食店で、クラウドファンディングの取り組みが続いている。(高田馬場経済新聞)

 【写真】にぎわいが戻り切らない高田馬場駅前の様子

 西早稲田のカフェ「Whistle CAFE(ホイッスルカフェ)」(新宿区西早稲田2)は、7月末までに予約されていた95件の貸し切りパーティーが全てキャンセルになった。自粛営業中の賃料・光熱費、スタッフの給料などの支援を呼び掛け、5月22日からオリジナル「Tシャツ(白・黒)」や「マグカップ」などをリターンとしたクラウドファンディングを5月22日に開始。11日間で目標金額100万円を達成し、7月5日時点で116人から116万円超が集まっている。今月7日まで。

 早稲田のそば店「手打ち蕎麦(そば) 汐見」(早稲田鶴巻町)では、休業中の新しい挑戦として開発した「そばスイーツ」をリターンとしたクラウドファンディングを6月12日に開始。「そば粉のフィナンシェ」や「そば粉のチョコがけラングドシャ」「そば粉のババロア」がセットになった「そばスイーツセット」や「挽(ひ)きたてそば粉」「そば茶」を用意。7月5日時点で、42人から22万円超が集まっている。今月10日まで。

 西早稲田の角打ち居酒屋「居酒屋もちだ」(西早稲田3)は、休業要請などの影響で売り上げが9割以上減少しているという。昨年10月のオープンの際にも活用したクラウドファンディングを7月2日に開始した。「ドリンクチケット」や「貸切飲み放題パーティー券」などのリターンを用意する。7月5日時点で37人から30万円超が集まっている。今月29日まで。

 西早稲田のバー「Bar 軍艦島」(西早稲田2)は、2003(平成15)年にオープンした。創立メンバーの1人が自転車で日本一周をした際に立ち寄った長崎県の「軍艦島」のイメージを基にした内装が特徴。休業・時短営業の中の運転資金の支援を呼び掛け、オリジナルの缶バッジ、ステッカーなどをリターンとしたクラウドファンディングを6月11日に始めた。7月5日時点で、24人から16万円超が集まっている。今月31日まで。

 早大戸山キャンパス前のレストランバー「NEW SCHOOL」(西早稲田2)を運営するプレミアムトレジャースは、系列店のブルーパブ「江戸東京ビール ON TAP」(江東区)で、オリジナルクラフトビールの瓶詰め機を購入するための支援を呼び掛け、7月4日にクラウドファンディングを開始。「NEW SCHOOL」で提供しているオリジナルクラフトビール「早稲田ゴールデン」「早稲田IPA」などの製造にも活用する。7月5日時点で、10人から9万円超が集まっている。8月17日まで。

 高田馬場・早稲田エリアでは、緊急事態宣言直後に高田馬場駅前の「ゲーセンミカド」(高田馬場4)がエリア内で初めて新型コロナウイルス感染症を理由にクラウドファンディングを開始。最終的に3872人から3,700万円以上の支援が集まった。緊急事態宣言中にクラウドファンディングを始めた高田馬場の「居酒屋わっしょい」(高田馬場1)も2625人から2,000万円超の支援を集めるなどの先行事例があった。