居酒屋「柳」(新宿区早稲田鶴巻町)が9月23日、早稲田大学大隈記念講堂の近くにオープンした。(高田馬場経済新聞)

 【写真】早大近の居酒屋「柳」の酢飯とのりを添えて提供する刺し盛り

 店主の高田菜穂さんは、鶏料理を中心とした居酒屋「てけてけ」などを運営するユナイテッド&コレクティブに新卒で入社。約3年勤務し、結婚を機に退職。その後は居酒屋でアルバイトをしてきた。高田さんは「お酒が好きということもあるが、いろんな人と出会えて、いろんな話を聞くことができるので居酒屋で働くのが楽しい」と話す。

 飲食店は費用が掛かるため、出店は絶対無理だと思っていたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、間借り業態が増えていることを知った。興味を持ち、さまざまなサイトを見ていたところ、吉野家ホールディングスが運営する「シェアレストラン」で現在の物件を見つけた。高田さんは「借りることができる時間帯、物件の雰囲気が良かった。何よりオーナーさんがとても良い方で、即決した」と振り返る。

 9月上旬に物件を決めると、即座に準備に取り掛かり、開店にこぎ着けた。同じ店を昼間の時間帯間借りしている海鮮丼専門店「まぐろや 歳三郎」の店主・平井歳一さんが「柳」の開店を知らせる看板を店内に掲示してくれたり、オーナーがお客さんを紹介してくれたり、知り合いも開店の告知を手伝ってくれたりした。周辺で新規に開店する店が少ないこともあり、近隣に住む人も興味をもって来店してくれるという。

 コンセプトは「家に帰ってきたような感じで飲んでもらえる店」。新型コロナの影響で実家に帰れない人、一人暮らしや自炊をしない人などに手作りの料理を食べてもらいたいという思いを込めた。店名は旧姓の柳沢から取った。店の看板も表札をイメージした大きさで「柳さんの家に来た」という雰囲気を演出する。コンセプトに合わせ、13席をワンオペで運営しており、客を待たせないように仕込みも工夫する。

 メニューはお薦めという「柳のポテトサラダ」「自家製お漬物」「季節のお浸し」(以上380円)などの「とりあえず」12種、「塩麹唐揚げ」(580円)、「鶏皮ポンズ」(380円)、「厚切りハムカツ 1枚」(280円)などの「揚」6種、「ねぎま」「つくね」(以上、1本200円)、「うずらベーコン」「椎茸」(以上、同180円)などの「串」8種、「こうのとりうどん」(480円)、「納豆みその焼おにぎり」(280円)などの「〆」3種。日替わりで「本日のおすすめ」も用意し、刺し身や季節の食材を使ったメニューを提供する。刺し盛りには、酢飯とのりを添えており、手巻きずしのように楽しむこともできる。

 アルコールはサッポロ黒ラベルの「生中ジョッキ」「ホッピーセット(白・黒)」「ウイスキー」(以上480円)、サワー6種(380円、480円)、お茶ハイ3種(380円)などを用意。焼酎は、芋焼酎4種、麦焼酎3種のほか、米焼酎の「川辺」、酒かす焼酎の「七田」、シソ焼酎の「山の香」(480円)を用意。季節の料理に合う日本酒も日替わりメニューで用意する(以上、税別)。

 高田さんは「しょうゆは地元・埼玉県桶川の坂巻醤油店のものを使っている。できるだけ地元の食材なども取り入れていきたい。お酒は自宅ではあまりのむことのないような、お酒好きの方にも楽しんでもらえる銘柄をそろえるようにしている。高級ではないが手作り料理を食べていただき、ゆっくりくつろいでいただければ」と話す。

 営業時間は17時30分〜23時。