益救神社(屋久島町宮之浦)で5月6日、新型コロナウイルス感染症早期終息祈願祭が行われた。(屋久島経済新聞)

 【写真】小雨に煙る益救神社境内

 大祭の時には50人以上収容できるという本殿は、ウイルス感染防止のため一般の参列者は無く、静かな祈願祭となった。太鼓の合図で始まり、神職が一日も早い終息を祈る祝詞を神前で読み上げ、玉串を奉納した。式典は15分ほどで終了した。

 若手の神職で組織する神道青年全国協議会が、5月6日に祈願するよう、3000人を超える全国の会員に呼び掛けた。同じ日に全国で一斉に祈願することで、日本中が心を一つにして新型コロナウイルスに挑むことを目指している。

 益救神社での祝詞はまず「悪い疫病(えやみ)がやって来て全国で患者が増え、医師らが日夜懸命に努力している」と状況を説明し、「神の力によって五月蝿(さばえ)のように湧き出てくる疫病禍を、虫が飛び去るように追い払い、一日も早く平穏な日々にしてください」と祈るもの。一斉祈願に参加した他の神社でも同様の祝詞が使われているという。

 神職の大牟田祐(よう)さんは「神様の中には疫病をもたらす神もいれば、疫病を払う神もいる。これらの神に直接祈るのではなく、人々が地元の神に祈りをささげて終息を図るのが狙い。協議会では、自宅に神棚のある信者のために、家庭で読み上げる祝詞も用意しており、協議会のホームページからダウンロードできる。外出の自粛が続く中、神棚に向かってお祈りすることで、自分を見つめ直す機会にしてほしい」と話す。