キレイな人はとっくに始めている!? 「菌活」とは

キレイな人はとっくに始めている!? 「菌活」とは

 
執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー)
医療監修:株式会社とらうべ
 
 
「菌活」というコトバを聞いたことがありますか?
 
Weblio辞書には、菌活とは「きのこや、微生物を利用してつくられる発酵食品を日常的に摂取することを意味して用いられている語」と定義されています。
 
それでは、菌活に相当する食品を摂取すると、どのような効果が得られるのでしょうか?
 
今回は、菌活に着目し、身体によいとされる菌のさまざまな効果をご紹介いたしましょう。

 
◆「菌活」の発祥は「きのこ」にあり

「菌」という漢字は、訓読みで「きのこ」と読むことをご存知ですか?
 
そして、「菌活」というコトバは、きのこで有名なあのホクト株式会社(以下、ホクト社)が2013年に考案したといわれています。
 
ホクト社のプレスリリースには、「皆さまに健康で豊かな生活を送っていただくために、きのこのさまざまな栄養や効果効能をもっと知っていただき、健康価値が高いきのこを一年を通してもっと召し上がっていただく、『きのこで菌活』を2013年より提唱した」、と記載されています。(※)
 
さらにホクト社は、テレビのCMで「菌活」というコトバを全国に初めて発信した、2013年5月24日を「菌活の日」と制定しています。
 
このように、「菌活」は、「きのこを積極的に食べよう」という、食用きのこ製造メーカーのPRに端を発し、その後乳酸菌や麹(こうじ)菌など対象範囲が拡がり、現在は「身体によい影響をもたらす菌」として、より広い意味のコトバになってきたのです。
 
※出典:『@プレス』ホクト株式会社が『菌活の日』制定
 

◆身体によい効果が期待できる菌類
 
「菌活」について、ウェブサイトの情報を集約すると、次のような菌類が代表格として取り上げられています。
 

・きのこ類
 
美容効果が高いといわれるきのこは、食物繊維やビタミンB2、葉酸を多く含みます。
 
食物繊維は、腸内環境を整え便秘の予防・改善に役立ちます。
 
ビタミンB2は、皮膚や粘膜の修復を助け、糖質やたんぱく質、脂肪などの代謝を促進する作用があります。
 
また、葉酸は細胞の生産や再生を助ける働きをします。
 

・乳酸菌
 
乳酸菌とは、消費したブドウ糖に対して50%以上の乳酸を産生する細菌群の総称で、その数は数百種類にものぼるといわれています。
 
身体によい働きをする腸内細菌(善玉菌)であり、腸内環境の改善、感染予防、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病など)の症状改善、免疫力アップ、貧血予防など、さまざまな効果が期待できます。
 
また、乳酸菌は加齢やストレス、生活習慣の乱れなどによって減少することがわかっています。
 
ですから、年齢や体調に応じて、乳酸菌を多く含むヨーグルトやチーズ、キムチ、ぬか漬けなどや、乳酸菌を増やすオリゴ糖、食物繊維などを摂取して補う必要があります。
 

・麹菌
 
カビの一種で「コウジカビ」とも呼ばれ、味噌や醤油、清酒など、発酵食品の醸造に不可欠な微生物です。
 
日本の食卓になくてはならない菌類のひとつとして、なんと「国菌」に指定されています!
 
麹菌はさまざまな種類の酵素を作り出す働きをもち、これら酵素は、栄養素の消化吸収、食物繊維の分解、ビタミン類の生成などをサポートしてくれます。
 

・納豆菌
 
その名の通り、納豆などの無塩発酵大豆食品などを作る、自然界に広く存在する枯草菌(こそうきん)に属する菌です。
 
バクテリア、というと分かりやすいかもしれませんね。
 
つねに腸内に存在する腸内常在菌、いわゆる腸内フローラとはちがいます。
 
しかし、摂取すると乳酸菌などの働きを助けたり、悪玉菌を抑制したり、腸内環境を整えたりする作用があります。
 
また、骨を丈夫にするビタミンK2を産生します。
 
さらに、納豆を作る際、大豆を発酵させる過程で「ナットウキナーゼ」と呼ばれる酵素が作られます。
 
このナットウキナーゼには、血栓を予防する働きがあります。
 
このほか、納豆菌は、抗がん作用や免疫機能を高める作用もあるとして注目されています。
 

・酢酸菌
 
酢酸菌には、アルコールを分解して酢酸に変える作用があり、食酢を作るときに必要不可欠な菌です。
 
酢酸菌が細胞内に入ると、疲労回復に効果があることで知られるクエン酸になります。
 
また、酢酸には、高血圧予防、内臓脂肪の減少、食後血糖値の上昇緩和、など多くの効果が期待できます。
 
 
◆栄養バランスのよい食生活に「菌活」をプラス
 
このように、身体によい効果をもたらす菌はたくさんあります。
 
とはいえ、菌類を含む食べ物だけをたくさん摂れば健康になれる、ということではありません。
 
主食、主菜、副菜をそろえたバランスのよい食事、という基盤があって、そこに菌活を融合させると、今回ご紹介したような菌のパワーが存分に発揮されることでしょう。
 
 
【参考】
Weblio辞書「菌活」
 
<執筆者プロフィール>
山本 ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー。
株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人の食生活指導など活動中
 
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
 

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