巣ごもり生活の中で、コンビの弁当ばかりを食べているという人も多いのではないだろうか。コンビニ弁当ばかりだと栄養が偏りがちで、野菜不足になりやすいというイメージもあるが、しっかり野菜が摂れるメニューもある。コンビニグルメに詳しいフリーライターの小浦大生氏が説明する。

「確かにボリューム重視のものも多いんですが、あんかけ焼きそばなどは野菜がたっぷり入っていて、ヘルシーです。ご飯系であれば、ビビンバなども野菜が多く入っているのが特徴です」

 そこで、マネーポストWEBコンビニグルメ担当記者Aが、セブン-イレブンとローソンで販売されている「ビビンバ」メニューを食べ比べてみた。

セブン-イレブンの1/2日分の野菜が摂れるビビンバ

 セブン-イレブンでは『1/2日分の野菜!9種野菜の温玉ビビンバ』が販売されている。価格は460円(税別、以下同)、1食あたりのカロリーは524kcal。

 具材として入っているのは、ほうれん草のナムル、ぜんまい、豆もやし、にんじん、大根、きんぴらごぼう、牛肉、半熟卵だ。成分表示を見ると「ごまねぎ玉ねぎ牛挽肉入りピリ辛味噌たれ」とあるので、ねぎ、玉ねぎも入っている模様。また、ご飯は「もち麦入り御飯」となっている。

「ナムルは、ほうれん草だけが独立していて、それ以外の野菜は混ざっている状態で盛られています。基本的に、ビビンバは食べる際に全部を混ぜるものですが、存在感があるのはもやし。シャキシャキとした食感が印象的です。お肉の量はそれほど多くはありません」(記者A・以下同)

 全体的な印象としては、マイルドな味だという。

「ピリ辛風味であるものの、辛さが際立っているわけではない。半熟卵の効果もあって、とてもマイルドで食べやすいです。

 でも、意外にボリューム感もあるので、満足感は得られます。カロリーとともに半日分の野菜が摂れるのはとてもありがたい。手軽に素早くバランス良い食事を摂るという意味では、優秀だと思います」

ローソンのビビンパはにんじんともち麦入りご飯が好相性

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ローソン『1食分の野菜が摂れる!牛肉の旨辛ビビンパ』[/caption]

 一方、ローソンで販売されているのは『1食分の野菜が摂れる!牛肉の旨辛ビビンパ』だ。価格は461円。1食あたりのカロリーは519kcal。セブン-イレブンは「ビビン“バ”」だったが、こちらは「ビビン“パ”」である。

 入っている野菜は、ほうれん草、にんじんナムル、大豆もやしナムル、白菜キムチ。御飯は「もち麦入りご飯」。肉の具材は、成分表示によると「牛肉玉葱醤油たれ炒め」となっている。また、セブン-イレブンは半熟卵だったが、こちらは成分表示では「卵加工品」となっており、卵黄を使ったソースという扱いだ。

「最初、全体を混ぜずにコチュジャンソースだけで食べたんですが、これがなかなか本格的。次に卵黄ソースとともに全体を混ぜると、一気にマイルドになって食べやすくなった印象。辛いものが好きな人は、全体を混ぜずにコチュジャンソースの味を楽しむという選択肢もあるかもしれません」

 セブン-イレブンのビビンバは、ほうれん草ともやしが強く主張していたが、こちらはほうれん草とにんじんの存在感が強めだという。

「単純にほうれん草とにんじんの分量が多いということなんですが、特ににんじんの主張はかなり強め。ただ、このにんじんともち麦入りご飯がいい感じにマッチします。“にんじんの混ぜご飯”というものの可能性を感じます」

食感で異なるボリューム感

 セブン-イレブンのビビンバとローソンのビビンパ。ボリューム的にはどうだったのだろうか。

「一見、分量はそんなに変わらないんですが、実際に食べた印象ではセブン-イレブンの方がややボリューム感があったように思います。セブン-イレブンのビビンバは食感が強いもやしが主張していた分、たくさん噛まなくてはならず、その分食べごたえを感じたのかなあと思います。ただ、ローソンのビビンパも、スルスルッと一気に食べられるという点では良いと思います。いずれにしろ、それなりの種類の野菜を一度に摂れるというのは、とてもありがたいです」

 外出自粛で生活リズムが狂い、食生活も崩れがちな今、コンビニのビビンバで野菜をしっかり摂るのもよさそうだ。