新型コロナの影響が少しずつ明らかになってきた。経済が混乱し、足をすくわれてしまった業界や企業が多いなか、予想外に“収入アップ”を遂げた人たちもいる。

 銀座や歌舞伎町のホステスは緊急事態宣言以降、休業となり収入が途絶えている一方で、個別に男性を相手する“パパ活女子”のなかには勝ち組も存在するようだ。

「コロナのせいで本職のネイルサロンが休業。『このままじゃ生活できない』って相談したら、お小遣いが月20万円から50万円にアップした。医療現場や介護施設にスタッフを送っている派遣会社の役員らしいから、いまは羽振りがいいみたい」(パパ活歴7年の30代女性)

 一部の個人経営の商店からは、思わぬ声も聞こえてきた。都内で和菓子屋を営む70代男性は、給付金によって「営業していたときよりも収入が増える」と話す。

「3月末から少しずつ売り上げが落ちていき、4月には店を休みにした。合計60万円は収入が減ってしまう見込みだったので、知人の社労士に相談しました。

 すると、うちみたいな個人事業主は最大で150万円の給付が受けられるというんです。店舗兼自宅は先代から受け継いだもので家賃がかからない。これなら十分やっていけます」

 社会保険労務士の星川秀幸氏が解説する。

「都内であれば、給付の対象となる業種の休業には、『休業協力金』が50万円出ます。さらに、昨年同月比で50%以上の減収があれば申請できる『持続化給付金』が100万円。合計150万円受け取れることになります」

 新型コロナによる影響は甚大だが、華やかだった業界が突然の困難に直面する一方で、思わぬかたちで光明を見出した人たちもいた。

※週刊ポスト2020年6月5日号