惣菜パンの中で、根強い人気を誇るのが焼きそばパン。コンビニ各社でも定番商品として販売されている。そこで、マネーポストのコンビニグルメ担当記者Aが、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの大手コンビニ3社の焼きそばパンを実食比較する。

 まずは、セブン-イレブンで販売されている『焼きそばパン(マヨネーズ入り)』(149円、税込み以下同)。1個あたりのカロリーは310kcalとなっている。記者Aが重量を実測したところ、パンと焼きそばを合わせて126g。焼きそばだけであれば68gだった。

「パンのカットされた部分にマヨネーズが塗られていて、全体的に程よい酸味が効いています。焼きそばのソースはそこまで濃いものではなく、比較的あっさり。紅生姜はついていませんが、あおさが振ってあり、袋を開けた途端にフワッとあおさの香りが漂って食欲がそそられます」(記者A・以下同)

 特徴的なのはパンの部分だ。

「パンは肉厚でしっかりとした食感があり、甘みが強く感じられます。焼きそばよりも、むしろパンの部分の主張が強いです。“パン好き”に支持されるタイプの焼きそばパンだと思います」

焼きそばのボリュームがすごいローソン

 ローソンで販売されているのは『濃い味ソースの焼きそばパン』(150円)。カロリーは237kcalだ。

 全体の重量は133gと、セブン-イレブンの焼きそばパンよりも多め。焼きそば部分のみの重要は87gと、こちらも多めとなっている。

「まず、パンから焼きそばがはみ出る勢いで、見た目のインパクトは抜群。セブン-イレブンとは違い、完全に焼きそばが主役です。紅生姜とあおさがトッピングしてあり、さらにパンのカット部分には細かくカットされたキャベツ入りのソースが敷いてあります」

 このキャベツ入りソースが、いいアクセントになっているようだ。

「適度に感じられるシャキシャキとした食感がいいですね。全体的なボリューム感があるので、こういうアクセントがあると飽きずに食べられると思います」

オーソドックスなスタイルのファミリーマート

 ファミリーマートでは『濃い旨ソース!焼きそばドッグ』(150円)が販売中だ。1包装あたりのカロリーは320kcal。総重量は126g、焼きそば部分のみの重量は75gだった。

「とてもオーソドックスで、シンプルな焼きそばパンです。トッピングは紅生姜のみ。パンはセブン-イレブンに比べるとスリムで食べやすいですね」

 ソースはスパイスが効いている。

「3社の焼きそばパンのなかでは、いちばんスパイシーな味がするのがファミリーマートでした。マヨネーズも使っているので酸味も効いています。屋台の焼きそばのような昔懐かしい雰囲気もあって、とてもおいしいですね。バランス重視の焼きそばパンというイメージです」

 コンビニグルメに詳しいフリーライターの小浦大生氏は、大手コンビニ3社の焼きそばパンについて、以下のように分析する。

「各社の焼きそばパンは基本的には同じ方向性を向いていると言えます。“焼きそばパン”というものがすでに完成されており、あまり“変わり種”の方向に進んでもなかなか支持されないという現実があるのでしょう。

 ただ、進化の可能性があるとすれば、やはり“具”。ローソンのキャベツ入りソースのような形で、焼きそばの中に異なる食感があるだけで、かなり印象は変わってきます。肉入りの焼きそばパン、野菜入りの焼きそばパンという方向性もあるのではないかと思います」

 焼きそばパンの新時代はどうなる?