アウディはこのほど、2019年における世界販売台数実績を公表。前年比1.8%増となる184万5550台を記録したことを発表した。

「Q8」と「e-tron」が好調なセールスに貢献

 同社のセールスおよびマーケティング担当取締役のヒルデガルト・ヴォートマン氏は、この結果を受けて次のように述べている。

「上半期の実績には浮き沈みがありましたが、下半期に取り戻すことに成功しました。私たちは2019年に、アウディブランドと若返りを果たした製品ポートフォリオの潜在力を明確に示すことができました。2020年も引き続き非常に高い要求が課せられる年となりますが、私たちはさらなる成長のための道筋を設定しました」

Q8

 モデルラインナップでは、2019年はC-SUVセグメントの販売台数が前年比を46.2%上回った。すべての主要な市場に「Audi e-tron」と「Q8」が供給されはじめたのはつい最近のことだが、この両モデルが、好調なセールスの主な要因になっていると同社は説明する。

e-tron

 アウディ初の電気自動車「e-tron」は、昨年3月にヨーロッパで、初夏には北米で販売が開始され、中国では11月に市場に導入された。e-tronは、全セグメントを通じた電動SUVの販売台数において、ドイツ、ノルウェー、オランダ、スウェーデン、オーストリアの各国でベストセラーモデルに。このモデルはまた、米国でTOP SAFETY PICK+賞を受けた初の電気自動車になった。

Q5 L

 中国では前年比4.1%増の69万83台を販売し、過去最高を記録。現地生産のプレミアムモデルである「A4 L」(前年比3.0%増の16万8189台)および「Q5 L」(同17.0%増の13万9297台)は、いずれも成長を達成した。

 さらに、ラグジュアリークラスのフラッグシップモデルである「A8 L」のセールスも好調で、1万2451台(前年比+21.6%)を販売。2019年第4四半期には、アウディ初の現地生産電気自動車である「Q2 L e-tron」が発売され、中国の電動化攻勢において重要な節目となった。なお「e-tron」の現地生産は2020年末までに開始される予定だ。

A8

 一方、米国では、2019年に再び好調なセールスを記録し、前年とほぼ同レベルの22万4111台(+0.4%)を販売。「A6」が68.6%増の1万7807台、「A7スポーツバック」が28.6%増の4955台、「A8」が85.3%増の2963台と、フルサイズサイズクラスのニューモデルが再び販売を牽引した。さらに2019年は「Q8」の3台に1台が米国で販売された。

●アウディ2019年世界販売台数実績
・全世界:184万5550台(+1.8%)
・欧州:76万9650台(+3.5%)
・ドイツ:27万1613台(+4.3%)
・英国:13万9026台(-3.3%)
・フランス:5万8241台(+12.6%)
・イタリア:6万4056台(+2.9%)
・スペイン:5万904台(-4.1%)
・米国:22万4111台(+0.4%)
・メキシコ:1万2458台(-15.7%)
・ブラジル:8269台(-6.1%)
・中国(香港含む):69万3049台(+4.1%)
・日本:2万4222台(-8.5%)※JAIA発表による新規登録台数
※パーセンテージは対前年比