ハリウッド映画に多大な影響を与えた伝説的SF小説「夏への扉」が映画化されることが決定し、監督を『フォルトゥナの瞳』(19)の三木孝浩、主演を山崎賢人が務めることがわかった。

原作は、“時間旅行もの”というジャンルを確立させた作品として知られる、SF小説の巨匠ロバート・A・ハインラインによるタイムトラベル小説。本作では舞台を1995年の東京に移し、山崎は裏切りに遭い、自身の会社も発明も奪われてしまう科学者の高倉宗一郎を演じる。
すべてを失ったうえに、人体を冷凍し未来に行ける装置”コールドスリープ”に入れられた高倉は、2025年の東京へタイムスリップ。変えられた運命を取り戻すため、彼は30年の時を超えることを決意する。

1995年パートの撮影にあたっては、当時使用されていた小道具を収集したり、新たに制作したりすることで綿密に再現されたそう。もともとSF好きだという山崎は、「1995年を舞台にしたレトロでチャーミングなセットや、SF要素全開のセット、90年代の衣装に近未来的な衣装…毎日ワクワクしながら現場を過ごしました」と撮影についてコメント。
また、三木監督は「幼きころに観て心躍らせた80年代ハリウッドSF映画は、この原作のような荒唐無稽だけど、どこかファニーでドキドキするアトラクションのような作品ばかりでした」と、原作が影響を与えたであろうハリウッド映画について振り返り、「やるからにはあのころの自分と同じように心躍らせながら、老若男女みんなで楽しめるエンタテインメント作品に仕上げたい」と意欲を語っている。

意外にも実写映画化は初となる名作を原作にどんなタイムトラベルが展開するのか、公開を楽しみに待とう。


<キャスト・スタッフ コメント>

●山﨑賢人

「もともと SF 好きな僕が、SF 小説の原点ともいえるような名作をもとにした作品に出演させて頂けたこと、そして三木監督と一緒にこの作品を作ることができたことをとてもうれしく思います。
『夏への扉』は SF という非現実的な世界観の中で、宗一郎や周りの登場人物が見せるあきらめの悪さを描いた人間臭い物語です。1995 年を舞台にしたレトロでチャーミングなセットや、SF 要素全開のセット、90 年代の衣装に近未来的な衣装・・・毎日ワクワクしながら現場を過ごしました。
まだ映画を見れていないのですが、各部署がこだわりぬいて作った世界がどのように映画として形になっているのか、僕も今から楽しみです。
原作とは違った映画ならではの設定も加わり、とても素敵な映画になっていると思います。愛おしくて、ワクワクするような、そんな映画をお届けできる日を楽しみにしています」

●三木孝浩(監督)

「古典中の古典である名作 SF 小説『夏への扉』を今の日本で映画化???最初、小川プロデューサーからこの企画の話をいただいた時、そのチャレンジのあまりの無謀さに不安を感じる一方、それ以上にワクワクしてしまっている自分がいました。
思い返せば、幼き頃に観て心躍らせた 80年代ハリウッド SF 映画は、まさにこの原作のような、荒唐無稽だけどどこかファニーでドキドキするアトラクションのような作品ばかりでした。そんな原作を日本で実写化するチャレンジャーとして任命された事を本当に光栄に思います。
同じくこの企画に賛同し集まってくれたステキなキャストの皆さんと共に、やるからにはあの頃の自分と同じように心躍らせながら老若男女みんなで楽しめるエンタテイメント作品に仕上げたいと思います!」

●小川真司(プロデューサー)

「オールタイムベストのアンケートをとれば常に上位、SF ファンの間で名作の誉れ高い『夏への扉』。1979年の初読以来、映画化はずっとずっと個人的な夢でした。原作者は『機動戦士ガンダム』の設定に影響を与えハリウッドでも映画化された『宇宙の戦士』(映画タイトル『スターシップ・トゥルーパーズ』)で有名なSFの巨匠作家ロバート・A・ハインライン。タイムトラベルものは映画『バック・トゥー・ザ・フューチャー』も含めて数々あれど、時間旅行ものというジャンルを確立させた本作は後の作品に大きな影響を与えた古典中の古典と言えるでしょう。
だからこそ映画化という高いハードルを乗り越えるためには強力な監督脚本コンビが必要で、『陽だまりの彼女』でいっしょに組んだ三木孝浩監督と菅野友恵さんしかいない! と二人に依頼、再びタッグを組んでいただきました。そしてピュアさ誠実さの表現に関しては当代随一の山﨑賢人さんを主演に迎えることができました。重要な登場猫のピートと山﨑さんの共演も大きな見所の一つです。どん底からの逆転とタイムトラベルをミックスしたストーリーの面白さをあますところなく入れこんだ本作、未来が不明瞭な今だからこそ、皆さんに早くお届けしたいと思っています」

※山崎賢人の「崎」は立つ崎が正式表記

文/トライワークス