水川あさみ、浅香航大、寄川歌太らが出演する今秋公開予定の映画『滑走路』の追加キャストとして、新たに坂井真紀、水橋研二、吉村界人、染谷将太、木下渓、池田優斗の6名が発表された。

本作は、いじめや非正規雇用といった自身の経験をもとに綴った短歌を発表し続けた“非正規歌人”萩原慎一郎の、デビュー作にして遺作となった同名ベストセラー歌集が原作。
30代後半にさしかかり将来への不安を抱える切り絵作家の翠(水川)、非正規雇用問題に向き合いつつ自らも過重労働に苛まれる厚生労働省勤務の鷹野(浅香)、幼なじみをかばったことでいじめの標的にされてしまう中学二年生の学級委員長(寄川)。それぞれが悩みを抱えて生きる、世代も性別も異なる3人の人生が、やがてひとつにつながっていく様を描きだしていく。

このたび発表になったのは、水川、浅香、寄川を取り巻く多彩な顔触れ。高校の美術教師として働く翠の夫に水橋研二、若手官僚である鷹野の同期を吉村界人、鷹野が死の原因を探る青年の元同僚を染谷将太が、また、シングルマザーとして学級委員長を育てる母親に坂井真紀、学級委員長のクラスメイトを木下渓、そして、学級委員長の幼なじみを池田優斗が演じる。

追加キャストの6人からはコメントも到着。3つの物語は、いったいどのように絡み合っていくのか。本作の続報を心待ちにしたい。


<キャスト コメント>

●坂井真紀(陽子役)

「大庭(功睦)監督の強くてあたたかい思いと、心強いスタッフとともに、ひとつの人生を一生懸命生きました。一生懸命生きることは、楽しくてつらくて、喜んだり悔やんだり、止まったり進んだり。観てくださった方の手の上にそっと手を重ねられるような、あたたかい作品となって届けられたらうれしいです」

●水橋研二(拓己役)

「映画を映画館で観れることに喜びと感謝を致します。コロナ禍が続くなか、少しずつ日常に近づいていこうとする一つに映画館で作品を観る、ということがあると思います。そして作品は皆さんが観て、感じて、なにかを思い考えることで、その作品の完成だと思っています。ぜひ『滑走路』を皆さんのなかで完成させてください」

●吉村界人(雨宮役)

「僕が演じた雨宮という役は、少し高飛車で表面的には強いサラリーマンにも見えますが、そんな人間が垣間見せる虚勢や、友だちにしか本音を吐露することができない繊細さみたいなものが少しでも伝われば幸いです。 この作品は、卒なく生きている人間の隠れてる内側の部分が見え隠れしながら進んでいく作品だと感じています」

●染谷将太(明智役)

「繊細で濃密な人間の闇と美しさを描ききった作品だと思っています。それを実現したのは大庭監督。監督は人としてとても繊細であり、そのうえ人を奥深くまで解釈しようとする器量がこの作品に表れていると思います。一筋縄では行かない人生と葛藤から生まれる人としての美しさ。皆様へピュアに届くことを祈っております」

●木下渓(天野役)

「この作品に出演させていただいたことに心から感謝しています。天野には、太陽が昇る時の『包み込むような優しい強さ』があると感じて大切に演じました。大庭監督や共演させていただいた皆さんと真剣に作品に向き合いながら、人を理解することの大切さを学び続けた日々でした。ほんとうにたくさんの方とこの作品を共有したいです」

●池田優斗(裕翔役)

「台本を読んだ時はとても心が苦しかったです。裕翔を演じる時、いま起こったできごとに対し素直に演じようと心がけました。 親友を裏切りたくない、でも自分がいじめられてしまう怖さと戦う裕翔の心のなかの葛藤を観ていただきたいです」

文/トライワークス