ジェームズ・キャメロン監督、史上最高興収だった『アバター』が『エンドゲーム』に抜かれた心境を語る!

ジェームズ・キャメロン監督、史上最高興収だった『アバター』が『エンドゲーム』に抜かれた心境を語る!

世界の興行収入で歴代1位を記録した『タイタニック』(97)の21億8746万ドルに続き、『アバター』(09)の27億8967万ドル(Box Office Mojo調べ)で、合計約22年もの間興収の“キング・オブ・ザ・ワールド”として君臨していた映画監督のジェームズ・キャメロンだが、2019年公開の『アベンジャーズ/エンドゲーム』が、世界の興収で27億9627万ドルを記録し、ついに1位の座を譲ることになった。それに対するキャメロン監督の本音が気になるところだが、米Deadlineが監督にインタビューした内容によると、監督自身はこの事実をかなりポジティブに受け止めているようだ。

キャメロン監督は同インタビューで、「『アベンジャーズ/エンドゲーム』の記録は、今でも観客が劇場に足を運んで映画鑑賞をするという証だ。『アバター2(仮)』と『アバター3(仮)』を製作する際一番恐れていたのは、もしかしたら市場は既に大きく変化し、観客は暗い映画館で他人と一緒に映画鑑賞することを楽しめなくなってしまったのではないかということだった」と明かす。監督は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の成功のおかげで、劇場で公開される映画を製作する意義と、映画の未来に希望を持ったようだ。

キャメロン監督は、『アバター』の続編で『エンドゲーム』の興収記録を抜く闘争心を燃やしているというよりは、劇場で楽しむ映画の醍醐味を人々に味わってほしいという切実な願いが強いよう。『アバター』の続編に関しては、「『アバター2』と『アバター3』が、現代に沿う成功を生み出せるかどうかどうかはわからない。成功するかもしれないし、そのための努力はしている。しかし大切なのは、成功させることが可能だということだ。配信サービスが普及し、誰もが自分の好きな形態で作品を体験できるようになったのに対して、劇場公開の映画が成功することは嬉しいことなんだ」とコメントしている。

実はキャメロン監督、『アベンジャーズ/エンドゲーム』が世界の歴代興収記録を塗り替えた際にツイッターで、マーベル・スタジオに向けてパンドラにいるアイアンマンの画像を添えて祝福のメッセージを送っている。それに対して『アベンジャーズ/エンドゲーム』の監督のジョー&アンソニー・ルッソ兄弟は「キャメロン監督、あなたは、僕たちが映画を好きになった偉大なる理由です。いつも僕らに刺激を与え、世界に無限な可能性を示してくれてありがとう。あなたが僕らを次はどんな世界に連れていってくれるのか、楽しみにしています」と、返信をしている。

キャメロン監督は、「僕は大きなスクリーンで映画を観るのが好きだから劇場映画が存在するということが嬉しいんだ。だからと言ってストリーミングを拒んでいるわけではない。ストリーミングは、違った形でキャラクターを描ける場所だから。でも僕が一番作りたいのは、携帯の電源を切って、観客が作品にのめり込むことができる体験なんだ。観客の皆さんが2時間から2時間半、作品に集中することができる場所はまだ存在しているんですよ!」と述べ、希望のあるコメントで同インタビューは締めくくられている。

キャメロン監督は現在、4部作となる『アバター』の続編の製作を進めており、既に4作とも監督本人によって脚本が執筆されている。続編となる第2作は現時点で2021年12月17日に全米公開予定で、第3作は2023年、第4作は25年、第5作は27年に公開される予定だ。(Movie Walker・LA在住/小池かおる)


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