現地時間の2020年2月9日にロサンゼルスのドルビーシアターで開催される第92回アカデミー賞授賞式をオンエアする米ABCエンターテイメントのカーレイ・バーク社長が、昨年に引き続いて今年も、司会者不在という形を継続することを明らかにした。

発表のタイミングが、ヘンリー王子とメーガン妃が高位王族の引退を表明したのとほぼ同じだったことから、さまざまな憶測を呼んでいる。

2018年12月には、英国ファッション協議会が主催するザ・ファッション・アワードの授賞式に、大きなお腹のメーガン妃がジバンシィのドレスを着てサプライズ登壇し、プレゼンターを務めて話題に。ウィメンズウェア部門のデザイナー・オブ・ザ・イヤーに輝いた、ジバンシィのアーティスティックディレクターで、メーガン妃のウェディングドレスをデザインしたクレア・ワイト・ケラーを祝福するためだったというが、「元女優のメーガン妃は、なにかと目立ちたがり屋」「公私混同、お友達主義」と揶揄された。さらに高位王族の地位にありながらこういった授賞式で登壇するのは英王室の掟破りとも言われていたが、同地位を引退することで、ホストとしての登場も可能になるとか。

ヘンリー王子と結婚してロイヤルファミリーになったことから、女優時代より付加価値が絶大になり注目度抜群のメーガン妃が登壇すれば、話題性は十分。視聴率低迷にあえぐ映画芸術科学アカデミーやテレビ局にとって、喉から手が出るほど欲しい存在になっていることは明らかだ。

母親がアフリカ系アメリカ人であるメーガン妃は、これまでも人種差別を受けている人々や女性の地位向上などのためのチャリティ活動に励んできたが、ファッションや交流関係は、あまり売れなかったハリウッド時代を遥かに超える超一流になっており、高齢男性、白人至上主義、性差別などが問題視されているアカデミー賞授賞式に登壇して人種差別や女性の地位向上などを訴えれば、あまりアカデミー賞授賞式を視聴しない層の視聴者を取り込むことも可能だろう。

またメーガン妃効果が期待できるため、高位王族を引退すれば、ファッションブランドがこぞってドレスを無料提供することも可能になるようで、ファッション業界も鼻息が荒い。また、将来的には女優復帰の道も否定できないという見方が強まっており、今年のアカデミー賞授賞式にメーガン妃がなんらかの形でかかわってくることを期待している人たちも多い様子。今後の動向が注目されている。(Movie Walker・NY在住/JUNKO)