成人式も絡む三連休となった週末、1月11・12日の映画動員ランキングは、首位を守った『アナと雪の女王2』など、先日発表されたばかりの第92回米アカデミー賞のノミネート作品からも複数のタイトルが名を連ねた。

■ 『アナ雪2』などアカデミー賞候補作品が軒並みランクイン!

2週連続1位の『アナと雪の女王2』は、土日2日間で動員26万5000人、興収3億4500万円をあげている。13日までの累計は動員955万人、興収122億円を記録し、歴代興収ランキングでは、最終興収124億円の『美女と野獣』(17)に次ぐ21位となった。また、アカデミー賞では前作に続いて、「イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに〜」が主題歌賞の候補に。同曲はiTunesやApple Musicのサントラランキングで公開週から7週連続1位を記録するなど、作品と共に話題を集めている。

2位には、人気コミックを藤原竜也主演で実写化した大ヒットシリーズの最新作『カイジ ファイナルゲーム』が初登場でランクイン。動員24万8000人、興収3億6200万円をあげ、興収では『アナ雪2』を超える記録となった。続く3位は動員22万1000人、興収3億3100万円の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。『スター・ウォーズ』はアカデミー賞でも、音響編集賞、視覚効果賞、作曲賞の3部門でノミネートされている。

海外作品では2本の初登場作品がトップ10にランクイン。マット・デイモン&クリスチャン・ベイルという、ハリウッドが誇る2大スターが初共演した『フォードvsフェラーリ』は4位に。カンヌ国際映画祭の最高賞にあたるパルムドールに輝いたポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』は5位という結果になった。この2本は、アカデミー賞でも作品賞など主要部門にノミネートされており、日本時間2月10日(月)の受賞作品発表に向けて、今後の稼働の伸びにも大きな期待ができそうだ。

■ 満席続出の『音楽』がミニシアターランキングでベスト3に!

今回は、小規模公開作品の週末動員数を発表するミニシアターランキングにも注目したい。『エクストリーム・ジョブ』や『マザーレス・ブルックリン』といった話題の海外作品に続いて、日本のアニメーション映画『音楽』が3位にランクイン。本作は映像化不可能と言われた大橋裕之の自費出版漫画を長編アニメ化した作品で、岩井澤健治監督がほぼ独力で、71分間―実に40,000枚超の作画を全て手描きするなど、製作期間7年以上をかけて作られた。公開されると、都内の新宿武蔵野館では連日満席が続くほどの好評ぶりで、上映劇場にシネマカリテが追加されるなど、早くも拡大上映が決定している。

今週末の公開作品にも、岩井俊二監督のラブストーリー『ラストレター』や、巨匠クリント・イーストウッド監督の最新作『リチャード・ジュエル』、アカデミー賞作品賞にノミネートされている『ジョジョ・ラビット』といった注目作が多数控えている。『アナ雪』の牙城を崩す作品は現れるのか?その動向に注目したい。(Movie Walker・文/トライワークス)