数々の作品に出演する大泉洋を主人公にし、あてがきしたことで話題を呼んだ塩田武士の同名小説を映画化した『騙し絵の牙』が6月19日(金)から公開される。これまで、本作の主演を大泉洋が務め、松岡茉優、佐藤浩市の2人が共演することが発表されていたが、このたび、宮沢氷魚、池田エライザ、斎藤工ら12名の実力派俳優陣が追加キャストとして参戦することが発表された。

『羊の木』(18)の吉田大八監督がメガホンを取る本作は、出版業界を舞台に仁義なき騙し合い合戦が繰り広げられる物語となっている。大手出版社「薫風社」の創業一族の社長が急逝し、次期社長を巡って権力争いが勃発するなか、専務の東松(佐藤)が進める大改革で、雑誌は次々と廃刊のピンチになってしまう。会社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長である速水(大泉)も、無理難題を押しつけられて窮地に立たされることに。しかし速水は、一見頼りないながらも実は笑顔の裏にとんでもない“牙”を秘めていた。嘘、裏切り、リーク、告発とクセモノ揃いの上層部、作家、同僚たちの陰謀が渦巻くなか、新人編集者の高野(松岡)を巻き込んだ速水が仕掛ける、生き残りを賭けた“大逆転”の奇策とは…。

このたび、本作に参戦する12人の追加キャストが発表された。まずは、ミステリアスでカリスマ性のある新人デビュー作家の矢代聖役として、1月24日公開の『his』に出演する宮沢氷魚。次に、矢代とともに速水率いる「トリニティ」を盛り上げる超人気ファッションモデル城島咲役に『貞子』(19)の池田エライザ。さらに、亡くなった「薫風社」社長の息子である伊庭惟高役を『影裏』(2月14日公開)の中村倫也と、注目の若手俳優陣が演じる。

また、その惟高の後見人で保守派の常務である宮藤和生役として『となりの怪物くん』(18)の佐野史郎。伝統ある薫風社の文芸誌「小説薫風」の編集長であり、速水と敵対する江波百合子役を『記憶にございません!』(19)の木村佳乃。江波の忠実な部下である編集者の三村洋一役に『居眠り磐音』(19)の和田聰宏が扮し、編集長の速水を疎ましく思う「トリニティ」副編集長の柴崎真一役としてはテレビドラマ「わたし、定時で帰ります。」など様々な作品に出演するお笑いトリオ「我が家」の坪倉由幸が出演する。

さらに、改革派の専務である東松と手を取る大手外資ファンド代表の郡司一役として斎藤工、新人編集者の高野の父で、小さな書店の店主である高野民生役に俳優・映画監督として活躍する塚本晋也。高野が接触する謎の男に『万引き家族』(18)のリリー・フランキーがキャスティングされ、速水のよき相談相手である文芸評論家の久谷ありさ役は『閉鎖病棟―それぞれの朝―』(19)の小林聡美が務める。そして、速水の前に立ちふさがる文学界の大御所作家の二階堂大作役として『見えない目撃者』(19)の國村隼などベテラン俳優陣も加わり、総勢12名のキャスト陣が大泉らと騙しあい合戦を繰り広げる。

はたして、豪華キャスト陣が集結した本作で巻き起こる大逆転劇はどんな結末を迎えるのか。その様子を目撃することがますます楽しみになった!(Movie Walker・文/編集部)