『シェイプ・オブ・ウォーター』(17)をはじめ、これまで4度のアカデミー作品賞に輝くFOXサーチライト・ピクチャーズと、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(17)のタイカ・ワイティティ監督がタッグを組んだ『ジョジョ・ラビット』がいよいよ明日1月17日(金)から公開。本作から、主人公ジョジョの母ロージー役を演じるスカーレット・ヨハンソンの演技力が光る、本編映像が解禁された。

本作は第二次大戦下のドイツを舞台に、ヒトラーユーゲントの勇敢な兵士になるため奮闘する10歳の少年ジョジョが、家の隠し部屋でユダヤ人の少女が匿われていることを知ってしまうことから幕を開けるヒューマンドラマ。先日ノミネートが発表された第92回アカデミー賞では、作品賞・助演女優賞・脚色賞・編集賞など6部門にノミネートされている。

そんな本作で助演女優賞にノミネートされたヨハンソンは、意外にもこれが初めてのアカデミー賞候補入り。しかも、同じく作品賞など複数部門にノミネートされている『マリッジ・ストーリー』(Netflixにて配信中)でも主演女優賞にノミネートされており、第80回のケイト・ブランシェット以来12年ぶりに主演&助演のダブルノミネートを果たす快挙を成し遂げることに。

「脚本を読んだだけで出演を引き受けることは珍しいけれど、今回は本当に出たいと感じた」と、本作への出演を即決したことを明かすヨハンソン。「情熱を傾けて仕事をし、献身的に子育てもしている親の人生はどんなものだろうと監督と話を重ねました。ロージーは活力があり謎めいてもいるけど、なによりも大事なのは根性があること」と役作りについて振り返った。

このたび解禁された映像では、ジョジョとロージーが夕飯の席で戦争の行く末について議論を重ねるワンシーンが映しだされている。そんな2人のやり取りの間でコミカルなリアクションを見せているのは、ワイティティ監督自らが演じるジョジョの空想上の友人アドルフ・ヒトラー。ワイティティ監督らしい辛口のユーモアと、戦時下でも活き活きと暮らす母と子の愛情を感じさせるシーンに仕上がっている。

ヨハンソンはさらに「ロージーとジョジョの中は愛に満ちている。その素敵な感じが2人をみた瞬間に伝わるようにしたかった。ロージーは夢想家でコメディエンヌでもあるけれど、とても実利的。子どもに魔法の世界を創ってあげることと、現実に直面することのバランスが大切だとわかっている」とコメント。はたして固い絆で結ばれた2人にこの先どんな運命が待ち受けているのか。このシーンの続きは、是非とも劇場で確かめてほしい。(Movie Walker・文/久保田 和馬)