現役医師の知念実希人によるベストセラーミステリーを映画化した『仮面病棟』(3月6日公開)の公開記念スペシャルイベントが1月16日に東京都内で開催され、坂口健太郎、永野芽郁、原作者の知念、イベントゲストで謎解きのスペシャリストとして知られる松丸亮吾が登壇。凶悪犯に撃たれるというヘビーな役どころを演じた永野が「毎日、悪夢を見た」と明かした。

仮面をつけた凶悪犯に占拠された病院を舞台に、一夜限りの当直医の速水(坂口)と、凶悪犯に撃たれてケガを負った女子大生の瞳(永野)が脱走を試みようとする姿を描く本作。映画単独初主演を務めた坂口は、「とても台本がおもしろかった。また永野芽郁ちゃんとご一緒できるのも楽しみだった」と映画『俺物語!!』(15)以来となる永野との共演を喜んでいた。

緊迫感あふれるシーンが続くことから、坂口は「クランクインする前からキツイ現場になるだろうなとは思ったので、自分ができることはしたいなと思っていた。たくさん張り詰めたシーンを撮ってはいたんですが、(撮影の裏側で過ごす時間は)僕は穏やかな時間の方が好きなので」と現場の雰囲気作りを心がけたそうで、永野も「すごくステキでした」と座長の振る舞いを絶賛。「坂口さんはいつも穏やかで、現場もピリつくこともなく。みんなで一つのものを作るという空気感だった。ご一緒できてよかったなと思います」と語ると、坂口は「ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべていた。

腹部を撃たれてケガをする女子大生を演じた永野だが、「最初に撃たれてからずっと脇腹をおさえているので、私生活でも脇腹をおさえるようになってしまった」とニッコリ。映画の見どころを聞かれると「私です!」と胸を張り、「本当に頑張った。毎日、悪夢を見ました。腰を撃たれて、ずっと血が噴きでているけれど死ねない…という夢とか」と役に入り込むあまり、夢でも苦しみを味わったという。「それを毎朝、坂口さんに報告するのが日課でした」と続けると、坂口は「『今日も見たんです』と言われて、僕は『どうしたの。そうなんだ』と」と楽しそうに振り返っていた。

知念は、撮影にも見学に訪れたそうで「アットホームでありつつ、撮影が始まると、皆さん張り詰めたサスペンス映画としての緊張感を保っている。プロの現場ってすごいなと感動しました」と受けた刺激を語っていた。(Movie Walker・取材・文/成田 おり枝)