衣服の上からでもわかる鍛え上げられた筋肉に、ヒゲをたくわえた渋い表情も魅力的な実力派俳優、ジェラルド・バトラー。パッケージが発売されたばかりの『エンド・オブ・ステイツ』(19)など、どんな緊急事態にも冷静に対処する頼れる男を何度も演じ、「とりあえずこの人に任せれば大丈夫!」と思わせてくれる彼の活躍を、いまこそ再確認したい!

スコットランドのグラスゴー出身で、1969年に生まれた現在50歳のバトラー。弁護士事務所勤務から俳優に転身した彼が最初に注目されたのが、2004年の『オペラ座の怪人』だ。本作で主役のファントムを演じたバトラーは、演技に加えて見事な美声も披露しており、醸し出す知的でミステリアスな雰囲気と相まって世界的な人気を獲得していった。

■ 見よ、この肉体美!スパルタ王を演じた『300』

近年はアクション俳優としてのイメージが強いバトラーだが、それを決定づけたのが『300 <スリーハンドレッド>』(07)だろう。紀元前480年、スパルタ王レオニダス率いる300人のスパルタの精鋭と、100万のペルシャ軍の戦いを描いた本作。ザック・スナイダー監督によるスタイリッシュな映像は言わずもがな、観客を驚愕させたのがレオニダス役のバトラーをはじめ、スパルタ兵を演じる俳優たちの彫刻のような肉体美。パンツとマントという露出度がかなり高めな衣装に身を包んだバトラーたちが、凄まじい戦闘力でペルシャ兵を次々と屠っていく姿は圧巻だ。

■ マッチョな気象学者の活躍が胸アツな『ジオストーム』

バトラーの活躍は地上だけにとどまらない。天気をコントロールできる人口衛星の暴走を描いた『ジオストーム』(17)では、バトラーは衛星運営の責任者で気象学者のジェイク・ローソンを演じている。衛星暴走の原因を突き止めるため、宇宙へと赴くジェイクだが、マッチョなバトラーが演じているだけあって、ついつい「こんな学者がいてたまるか!」とツッコみたくなる。とはいえ、地球を守るため、仲間のために事態の収束にあたるジェイクの奮闘に胸が熱くなるはず。ほかにも潜水艦艦長役を演じた『ハンターキラー 潜航せよ』(18)や、声の出演を務めた大ヒットアニメーション「ヒックとドラゴン」シリーズでも、バトラーの活躍がチェックできる。

■ ジェラルド・バトラーの代表作「エンド・オブ・●●」シリーズ

アクションスターとしてのバトラーを存分に堪能できる作品と言えば、製作も兼任した『エンド・オブ・ホワイトハウス』(13)に始まる「エンド・オブ・●●」シリーズ。シークレット・サービスのマイク・バニングを演じたこのシリーズでは、毎回とんでもないテロ事件に遭遇したバニングが、的確な判断と行動力、大勢をたった一人で相手にできる戦闘力で事件解決に奔走する。

『〜ホワイトハウス』では、テロリストに占拠されたアメリカのホワイトハウスが、続編『エンド・オブ・キングダム』(16)では各国の大統領や首脳陣が集まるイギリス・ロンドンが舞台。そして、シリーズ第3弾『エンド・オブ・ステイツ』では、バニングが大統領暗殺の疑いをかけられる物語が展開する。

大統領から絶大な信頼を得るも、そろそろ引退を意識し始めたバニング。そんなある日、休暇中の大統領を大量のドローン爆弾が襲う事件が発生する。激しい攻撃のなか、バニングは身を挺して大統領を守るが意識を失ってしまう。やがてバニングは意識を取り戻すと、何者かの陰謀によって暗殺容疑をかけられFBIに拘束されていた…。

未曾有のテロ事件から世界を救ってきたバニングが、自身をはめた巨大な陰謀に立ち向かう本作。バトラーによる体を張ったアクションや大迫力の爆破シーンは健在で、陰謀を巡るサスペンスや家族との絆のドラマなども見どころとなっている。バトラーファンはもちろん、ド派手なアクションが大好きな人にとっても必見の作品だ。

『エンド・オブ・ステイツ』のほか、今回紹介した作品はパッケージやデジタル配信で鑑賞することができる。外に出られないいまだからこそ、これらの作品でジェラルド・バトラーの頼れる男っぷりを楽しんでほしい!(Movie Walker・文/トライワークス(平尾嘉浩))