石川県内で唯一の茶の産地、加賀市打越町で21日から新茶の摘み取りが始まりました。

青々と新芽が輝く茶畑では、午前9時ごろから作業が始まり生産者が次々と刈り取りを進めていました。今年は4月から気温の寒暖差が大きく新芽が不揃いとなってしまいましたが、出来は上々だということです

打越製茶農業協同組合・吉田和雄組合長「やっと良い天気に恵まれまして、今年は霜の害もなく、例年通り収穫できると思います」

江戸時代から始まった打越町の茶の生産は、生産者の高齢化や消費者のお茶離れなどで年々生産量が減少し、現在はおよそ3ヘクタールで栽培されています。

茶の刈り取りは一番茶、二番茶と7月末ごろまで行われ、今年はおよそ3トンの収穫を見込んでいるということです。